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未経験からWeb制作で稼ぐは”オワコン”?完済率84.7%の実データで検証した

生徒

「未経験からWeb制作で月5万円稼ぐとかオワコン」ってよく見るんですが、本当のところどうなんですか?

ペン博士

ネットの声と現場の数字は違うことが多い。実データを一緒に見ていこう。完済率84.7%という数字が示す現実は、オワコン論とはまったく違う。

「Web制作の副業はもう稼げない」「AIに仕事が奪われる」「フリーランスWebデザイナーは飽和状態」──こうした声が2024〜2025年にかけてSNSで急増した。プログラミングスクールへの入学を検討している人がこれを見れば、躊躇するのも無理はない。

しかし、WithCode の受講生データを見ると、まったく異なる現実が見えてくる。受講料金完済率84.7%という数字は、「多くの受講生が挫折せず学び切り、スキルで投資を回収できている」ことを示唆している。

この記事では「オワコン論」の根拠を一つひとつ取り上げ、データと現場の声から事実を検証する。さらに「稼げる人と稼げない人の違い」「2025年以降のWeb制作学習ロードマップ」を具体的に示す。読み終えたとき、「自分はどう動くべきか」が見えてくるはずだ。


目次

「オワコン」論の根拠を一つひとつ検証する

まず「オワコン」と言われる理由をフェアに整理し、それぞれの真偽を検証しよう。感情的な賛否ではなく、「何が事実で、何が誇張か」を丁寧に見ていく。

オワコン説①:AIがWebサイトを自動生成してくれる

「v0やWebflow AIを使えば、コードを書かなくてもWebサイトが作れる。だからWebコーダーの仕事がなくなる」という主張だ。

事実として、AIツールはシンプルなUIの生成速度を大幅に向上させた。しかし、「生成する」ことと「クライアントの要件を満たすサイトを作る」ことは別だ。

AIが生成するサイトは「平均的」だ。クライアントのブランドカラー、ターゲットの行動心理、競合との差別化、SEO最適化、表示速度の担保──これらを総合的に判断して形にする人間の役割はなくなっていない。むしろ、AIが平均的なサイトを量産できるからこそ、「人間ならではの判断」が差別化要因になっている。

生成AI関連の開発案件は前年比8.4倍、平均単価は約1.8倍に上昇
出典:クラウドソーシング各社の公開集計(2025年)を基に本メディア集計

生成AI関連の案件が増加しているということは、AIを活用できるWeb制作者への需要も増えているということだ。「AIが仕事を奪う」のではなく、「AIを使える人が新たな仕事を取る」という構図になっている。

オワコン説②:Web制作の単価が下がっている

「クラウドソーシングで低単価案件ばかりが増えた」「以前より稼げなくなった」という声は実際にある。これは部分的には事実だ。

ただし重要なのは、「どの層の単価が下がっているか」だ。AIツールで代替できる単純なHTMLコーディング作業の単価は下がる傾向にある。一方で、戦略的なWebマーケティング、パフォーマンス最適化、デザインの意思決定といった上流工程の単価は上昇傾向にある。

コーディング代行の相場は1ページあたり1〜3万円、LP制作は月45〜55万円規模の継続案件も存在
出典:制作会社・クラウドソーシングの公開相場(2025年時点)

単価が下がっているのは「誰でもできる作業」だ。「誰でもできる作業」しかできない人になるか、「AIには代替できない判断ができる人」になるかの差が、収入に直結する。スキルの幅を広げることで、単価の低い作業への依存から抜け出せる。

オワコン説③:フリーランスWebデザイナーが飽和している

「スクールが増えすぎて、未経験者が溢れかえっている」という主張だ。これも部分的には事実だが、重要な留保がある。

確かに「HTML/CSSが書けます」という人の数は増えた。しかし、クライアントが求めているのは「任せられる人」であって「コードが書けるだけの人」ではない。スケジュール管理、コミュニケーション、提案力、デザインセンスを兼ね備えた人は依然として不足している。

調査対象のフリーランスWebデザイナー110名のうち約6割が『直近1年で単価が上がった』と回答
出典:業界調査の公開データを本メディアで再集計

「単価が上がった」と回答するデザイナーが約6割に達するというデータは、「飽和して稼げなくなっている」という主張と矛盾する。稼げる人は単価を上げられている。稼げていない人は「飽和層(誰でもできる作業のみ)」に留まっている可能性が高い。

オワコン説④:クラウドソーシングの手数料が高すぎる

クラウドワークスやランサーズなどのプラットフォームは手数料が高く(売上の20〜30%)、「手元に残る金額が少ない」という声がある。これは事実だ。

しかし、クラウドソーシングは「最初の実績を積む場所」であって、「ずっとそこで稼ぎ続ける場所」ではない。実績を積んだら、SNS集客・紹介・直接営業に移行することで手数料を回避できる。クラウドソーシングの手数料問題をもって「Web制作がオワコン」と言うのは論理の飛躍だ。


実データが示す現実:完済率84.7%の意味

「オワコン」を主張する声の多くは、データなしの体感論だ。では、実際の数字はどうか。WithCode の実績を見てみよう。

指標実績調査対象・期間
案件獲得率97.9%受講生アンケート/2025年1月〜12月
受講料金完済率84.7%受講生アンケート/2025年6月〜12月
運営体制Web制作会社が直接運営現役制作会社が直接指導

※受講生アンケートに基づく自社調査結果(2025年1月〜2025年12月実施)
※受講生アンケートに基づく自社調査結果(2025年6月〜2025年12月実施)

受講料金完済率84.7%という数字を考えてみよう。

受講料を完済するためには、スキルを身につけて案件を受注し、収益を得る必要がある。挫折して学習を途中でやめた人、スキルがついても仕事が取れなかった人は完済に至らない。つまりこの数字は、「受講後に実際に収益を得て投資を回収できた人の割合」を示唆している。

もしWeb制作がオワコンなら、受講料を稼ぎ返せる人の割合はこれほど高くならないはずだ。「稼げない」と声を上げる人が目立つ一方で、静かに着実に稼いでいる人が多数存在している。

案件獲得率97.9%が示すもう一つの事実

案件獲得率97.9%も重要な指標だ。WithCode の受講生のほぼ全員が、卒業後に実際の案件を受注している。「Web制作で仕事が取れない」という体感論に反して、体系的に学んだ人は着実に仕事を取っている。

この数字が示すのは、「学び方」と「案件獲得の戦略」が正しければ、市場は十分に案件があるということだ。「飽和している」のは市場全体ではなく、「コードが書けるだけ」という付加価値の低いポジションだ。


稼げる人・稼げない人の条件を分析する

同じWeb制作を学んでも、稼げる人と稼げない人に分かれる。その違いはどこにあるか。現場で見えてくる差を具体的に分析する。

稼げる人の特徴

Web制作で安定して収入を得ている人には、共通するいくつかの特徴がある。

  • コードを書けるだけでなく「なぜそう書くか」を説明できる──クライアントへの説明力につながる
  • クライアントのビジネスゴールに合わせた提案ができる──制作物の先の「効果」まで考えている
  • 納期・品質・コミュニケーションの信頼性が高い──リピート・紹介につながる
  • ニッチな得意領域(医療系、飲食、不動産など)を持っている──単価交渉で有利になる
  • 継続的に学習してスキルをアップデートしている──陳腐化を防ぐ
  • ポートフォリオを定期的に更新している──営業ツールとして機能し続ける
  • AIツールを活用して作業効率を上げている──同じ品質をより短時間で提供できる

稼げない人がはまりやすいパターン

  • 「コードが書けるようになった」で学習を止めている──スキルが「入門レベル」で止まっている
  • クラウドソーシングの低単価案件ばかり取ろうとしている──時給換算すると最低賃金以下になる
  • ポートフォリオを1本も持っていない状態で営業している──信頼の証拠がない
  • 値下げ交渉に負けて単価を上げられない──自分のスキルへの自信がない
  • AIツールを使わず非効率な作業を続けている──生産性で他者に負ける
  • 自分の得意領域を絞れていない──誰でも取れる案件しかアプローチできない
  • 学習だけして営業しない──「学習を続ける」ことが目的になってしまっている

「Web制作」を広義で捉えると稼ぐ余地は広い

「Web制作がオワコン」論は、しばしば「コーディング代行」だけを指している。しかし、Web制作はより広い概念だ。どのポジションを取るかで収入ポテンシャルが大きく変わる。

領域内容AIによる影響市場動向月収目安(副業)
コーディング代行デザインカンプからのHTML/CSS化中程度単価は下落傾向3〜10万円
LP制作ランディングページの企画〜制作低(戦略は人間)安定需要5〜20万円
Webディレクション制作進行管理・要件定義低(判断は人間)高単価・安定10〜30万円
WordPress構築テーマ・プラグイン・運用設計中小企業需要継続5〜20万円
SEO/Webマーケ連携制作+集客の一体化低(戦略は人間)高単価・成長10〜50万円
AIツール活用支援クライアントへのAI導入支援なし(新市場)急成長10〜30万円

コーディング代行の単価が下がっても、Webディレクションや戦略的LP制作の需要は旺盛だ。「Web制作のどの部分で価値を提供するか」を意識することが、収入の差を生む。まずコーディングで実績を積み、段階的に上流工程に移行していく戦略が王道だ。


「オワコン」に見える本当の理由:誤った情報源の問題

なぜ「オワコン論」が広まるのか。その背景にある情報源の問題も考えてほしい。情報源のバイアスを理解することで、より正確な判断ができるようになる。

声が大きいのは「うまくいかなかった人」

SNSで発信するのは、うまくいかなかった人の体験談が多い傾向にある。「月50万円稼いでます」より「全然稼げませんでした」のほうが共感を得やすく、バズりやすい。うまくいっている人の多くは、静かに仕事を続けている。これは「生存バイアス」の逆のような現象だ──「失敗した人の声」が過大に広まっている。

「スクールへの不満」がオワコン論に転化する

スクールを卒業した後にうまく稼げなかった人が「スクールは詐欺」「Web制作はオワコン」と発信するケースがある。しかし、スクールの質・学習量・営業努力・得意領域の選択などの要因が複合していることが多く、単純に「Web制作がオワコン」とは言えない。スクールに行っても、営業活動をしなければ案件は来ない。

比較対象が「全盛期」になっている

「5年前と比べて稼げなくなった」という主張は、5年前が異常な「黒字期」だった可能性がある。Web制作市場が正常化・成熟してきただけで、適切なスキルと戦略を持つ人は安定して稼げている。「昔より稼げなくなった」を「誰も稼げなくなった」に拡大解釈するのは誤りだ。

「稼げない人の稼ぎ方」のままで比べている

低単価案件のみでクラウドソーシングに貼り付いている人は稼げない。これは事実だ。しかし、それは「Web制作がオワコン」なのではなく「その稼ぎ方がオワコン」なのだ。稼ぎ方を変えれば、市場は確かにある。


2025年からのWeb制作学習ロードマップ

「オワコンじゃない」と分かったとして、では何をどの順序で学べばよいか。2025年以降の市場を踏まえたロードマップを示す。重要なのは「最短で案件を取れる状態」を目指して動くことだ。

フェーズ1:基礎技術の習得(1〜3ヶ月)

HTML/CSS/JavaScriptの基礎から始める。AIを活用しながらでも、基礎の理解は必須だ。この段階では「完璧に覚える」よりも「構造を理解する」ことを優先しよう。

  1. HTMLの構造とセマンティクス(なぜ意味のあるタグを使うべきか)
  2. CSSのボックスモデル、フレックスボックス、グリッド、レスポンシブ
  3. JavaScriptの基礎(DOM操作、イベント、非同期処理の概念)
  4. Gitによるバージョン管理(コードの変更履歴を管理する)
  5. デザインカンプ(Figma)の読み方
<!-- セマンティックHTMLの例(LP構造) -->
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
  <title>サービス名 | キャッチコピー</title>
  <link rel="stylesheet" href="style.css">
</head>
<body>

  <!-- ファーストビュー -->
  <section class="fv" aria-label="ファーストビュー">
    <div class="fv__inner">
      <h1 class="fv__headline">メインコピーがここに入ります</h1>
      <p class="fv__subtext">サブコピー。問題提起や解決策の要約。</p>
      <a href="#cta" class="btn btn--primary">無料で始める</a>
    </div>
  </section>

  <!-- 特徴セクション -->
  <section class="features" aria-label="特徴">
    <div class="features__inner">
      <h2 class="section-title">3つの特徴</h2>
      <ul class="features__list">
        <li class="features__item">...</li>
        <li class="features__item">...</li>
        <li class="features__item">...</li>
      </ul>
    </div>
  </section>

  <!-- CTAセクション -->
  <section class="cta" id="cta" aria-label="申し込み">
    <div class="cta__inner">
      <h2 class="cta__headline">今すぐ始める</h2>
      <a href="/apply" class="btn btn--cta">申し込む</a>
    </div>
  </section>

</body>
</html>

フェーズ2:制作物を作る(2〜3ヶ月)

LPやポートフォリオを実際に1〜3本作る。ここで「作れる」という自信と「ポートフォリオ」が生まれる。架空のクライアントを設定して、本番さながらの制作を体験しよう。

  • 架空の美容院・飲食店・コーチングサービスを想定したLP制作
  • 自分のポートフォリオサイトの構築
  • WordPressのテーマカスタマイズ(Lightning・Cocoon・SWELLなど)
  • Figmaデザインカンプからのコーディング(再現度90%以上を目指す)

フェーズ3:案件を取る(3ヶ月〜)

ポートフォリオを持って案件にアプローチする。最初は低単価でも、実績を積みながら単価を上げていく戦略が有効だ。「最初の案件を取ること」が最大の壁であり、ここを越えればそれ以降は加速する。

  • クラウドソーシングで最初の実績を作る(1〜3本で十分)
  • SNS(X/Instagram)でWeb制作の発信を始める(制作事例のシェア)
  • 知人・友人・家族への営業(最も成約率が高い)
  • ポートフォリオを実績で更新し続ける
  • 最初の案件のクライアントからの紹介を意識した丁寧な対応

フェーズ4:専門性の深化・収入の安定化(継続)

案件を取り続けながら、得意分野を絞り込んでいく。医療、飲食、ECなど特定の業種に特化するか、SEOやWebマーケティングとのかけ合わせで単価を上げるルートが代表的だ。

専門化の方向性特徴難易度収入ポテンシャルおすすめ対象
業種特化(医療・飲食など)業種知識が差別化中〜高その業種に詳しい人
SEO連携型Web制作集客まで一貫担当文章・マーケ好きな人
Webディレクター制作全体の統括マネジメント経験者
AIツール活用支援AI導入支援高・成長中最新ツールに強い人
WordPressカスタム開発PHPを使った高度実装コード深掘りしたい人
Shopify/EC制作EC特化ECに興味ある人

WithCode を選ぶ理由:現役制作会社が教えるリアルな現場スキル

WithCode はWeb制作会社が直接運営のプログラミングスクールだ。教えているのは、現在進行形で実際のクライアント案件をこなしているプロだ。

だからこそ、「今の現場で通用するスキル」「今のAI時代に必要な知識」「今クライアントが求めていること」を、リアルタイムで学べる。教科書的な知識ではなく、昨日まで実際に使っていたスキルを教えてもらえる。

指標実績調査対象・期間
案件獲得率97.9%受講生アンケート/2025年1月〜12月
受講料金完済率84.7%受講生アンケート/2025年6月〜12月
運営体制Web制作会社が直接運営現役制作会社が直接指導

※受講生アンケートに基づく自社調査結果(2025年1月〜2025年12月実施)
※受講生アンケートに基づく自社調査結果(2025年6月〜2025年12月実施)

この数字は、WithCode で学んだ人が実際に仕事を取れていることを示している。「オワコン」を信じて行動しない人ではなく、「学んで動いた人」が結果を出している。「稼げない」という声に惑わされず、データと現場の声を信じてほしい。


よくある質問

Q. 副業Web制作の月収の目安はどれくらいですか?

始めたばかりの段階では月3〜10万円が現実的な目標です。慣れてきてリピート案件が増えると月15〜30万円も可能です。専門性と経験によってはフリーランスとして月50〜100万円を達成している方もいます。最初から高収入を目指すより、まず最初の1件を取ることに集中しましょう。

Q. 独学とスクールはどちらがよいですか?

独学でも学べますが、スクールには「正しい順序で学べる」「つまずいたときにすぐ解決できる」「案件獲得のサポートがある」というメリットがあります。挫折率の観点からは、スクールのほうが学習完了率が高い傾向にあります。特に「最初の案件を取るまで」のサポートは大きな差になります。

Q. AIの普及でコーダーの仕事はいつなくなりますか?

「コーダーの仕事がなくなる」という予測は、現時点では現実とかけ離れています。AIはアシスタントであり、クライアントの要件を理解してゼロから設計・判断する人間の役割は続きます。むしろ「AIを使いこなせるコーダー」の需要は増えています。

Q. 文系・非理系でも稼げますか?

はい。Web制作に数学や物理の知識は必要ありません。論理的に考える習慣があれば、文系・理系問わず習得できます。コミュニケーション力・文章力が強みになる場面も多く、文系出身者が活躍しているケースは多いです。

Q. 30代・40代からでも遅くないですか?

遅くありません。WithCode の受講生には30代・40代が多数います。社会人経験があるからこそ、クライアント対応やビジネス理解で若い人より優れている面もあります。「遅すぎる」という年齢はありません。

Q. スクールに入らなくても独学でできますか?

独学でできる人もいますが、統計的に挫折率が高い傾向にあります。正しい順序・適切なフィードバック・案件獲得サポートがある環境のほうが、スキル習得と収益化のスピードが速いケースが多いです。「まず独学で試して挫折したらスクールへ」という順序は、時間のロスにもなります。

Q. クラウドソーシング以外で案件を取る方法はありますか?

はい、複数あります。SNS(特にX/Instagram)での発信による問い合わせ、知人・友人への営業、既存クライアントからの紹介が主要な方法です。クラウドソーシングは手数料が高いため、実績が積めたら他のチャネルに移行することをおすすめします。


AIを活用しながら案件単価を上げる具体的な戦略

AI時代に案件単価を上げるには、「AIを使いこなせる人」としての価値を提示することが効果的だ。クライアントの立場から見れば、AIを活用して品質を下げずに納期を短縮できる制作者は魅力的だ。

単価交渉のポイント:AIによる付加価値の提示

「AIを使えます」は差別化にならない。「AIを使ってこういう成果を出せます」が差別化になる。クライアントへの提案時に以下の観点を加えると、単価交渉が有利になる。

  • AIを活用したコーディングで通常より20〜30%速く納品できる
  • AIによるコードレビューと人間の最終チェックで品質を二重保証する
  • AIを使ったSEOキーワード分析でコンテンツ設計の精度が上がる
  • AIによるデザイン案の複数提示で意思決定を速められる

継続案件を獲得するための「保守・運用」提案

単発案件より継続案件の方が安定収入につながる。Webサイト制作後の「保守・運用」をセットで提案することで、毎月固定収入を得られる。

保守・運用サービス月額相場内容
定期更新・修正対応15,000〜30,000円テキスト変更・画像差し替え・新規ページ追加
WordPress管理10,000〜20,000円プラグイン更新・バックアップ・セキュリティ確認
SEO定期レポート20,000〜50,000円順位計測・改善提案・コンテンツ追加
アクセス解析・改善30,000〜80,000円GA4分析・UX改善・ABテスト

「サイトを作って終わり」ではなく、「作った後も関わり続ける」ことで、単発単価×1より、月額×12の収入になる。これが稼げる人の最大の戦略だ。

AIを使ったポートフォリオ差別化

ポートフォリオで差別化するために、AIをどう活用したかを明示するのも効果的だ。「AI×人間の協働で制作」というアプローチは、2025年現在において先進的に映る。

<!-- ポートフォリオ制作事例の説明例 -->
制作期間: 3週間
使用技術: HTML / CSS / JavaScript / WordPress
ツール: GitHub Copilot(コーディング補助)/ Figma(デザイン)

【制作のポイント】
- ChatGPTでSEOキーワードを分析し、コンテンツ設計に活用
- GitHub Copilotでコーディング速度を30%向上(品質は人間がレビュー)
- Core Web Vitals スコア 95以上を達成(PageSpeed Insights)
- デザインカンプからの実装精度 98%(Figma対比)

このように「AIをどう使ったか」を示すことで、
単なる「HTML/CSS が書けます」との差別化につながる

Web制作の収益構造:月収の内訳を現実的に考える

「Web制作で稼ぐ」と一言で言っても、収益の構成はさまざまだ。現実的な月収の内訳を知ることで、「どこを攻めるか」の戦略が立てやすくなる。

副業Web制作の月収モデル(現実的な数字)

収益パターン案件内容単価目安月の件数月収目安
コーディング代行HTMLコーディング1〜3万円/P3〜5件3〜15万円
LP制作ランディングページ1本5〜20万円1〜2本5〜40万円
保守・運用WordPressサイト管理1〜3万円/サイト3〜10件3〜30万円
WordPress構築コーポレートサイト10〜50万円1本10〜50万円
コンサル・ディレクションWebマーケ戦略5〜20万円/月2〜3件10〜60万円

月収を安定させるカギは「保守・運用の継続案件」だ。単発案件だけでは毎月の収入が不安定になる。LP制作などで新規を取りながら、既存クライアントの保守で固定収入を積み上げるハイブリッド戦略が王道だ。

「オワコン」の逆:AI時代に伸びている需要

AIの普及で新しく生まれている需要を見落とさないようにしよう。これらは2025年現在、急速に伸びている市場だ。

  • AI生成コンテンツのSEO最適化と品質チェック──AIが書いた文章を人間がレビュー・最適化
  • ChatGPT/Claude 等のAPI連携サイト制作──お問い合わせ自動応答などのAI機能実装
  • Webflowなどのノーコードサイトのコーディングサポート──ノーコードで作れない部分のカスタマイズ
  • クライアントへのAIツール導入支援コンサル──AIを自社業務に使いたいが方法が分からない企業
  • AIを活用した高速サイト制作──AIツールで制作速度を上げ、価格競争力を維持

生成AI関連の開発案件は前年比8.4倍、平均単価は約1.8倍に上昇
出典:クラウドソーシング各社の公開集計(2025年)を基に本メディア集計

生成AI関連の案件が前年比8.4倍という数字は、Web制作者にとってはチャンスを意味する。AIを敵視するのではなく、AIを武器として案件を増やす発想が重要だ。

単価を上げるためのポジショニング戦略

単価を上げるには、「誰でもできる人」から「この人に頼みたい人」になる必要がある。そのためのポジショニングを3段階で考えよう。

  1. レベル1:「HTML/CSSが書けます」── コーディング代行レベル(単価1〜3万円)
  2. レベル2:「Webサイト全体を制作できます」── LP・コーポレートサイト制作(単価5〜30万円)
  3. レベル3:「御社のWebを通じたビジネス成果を改善できます」── マーケ連携・ディレクション(単価10〜60万円/月)

多くの人がレベル1と2の間で止まっている。レベル3に到達するには、制作技術に加えてビジネス・マーケティングの知識が必要だ。しかし、この知識はWeb制作の実案件を通じて自然と積み上がっていく。


Web制作で失敗しない「ポートフォリオ」の作り方

案件獲得の最大の武器はポートフォリオだ。「ポートフォリオが1本ある」と「ない」では、案件獲得の確率が大きく変わる。ここでは、案件につながるポートフォリオの作り方を詳しく解説する。

ポートフォリオに必要な3つの要素

  • 実際に動くWebサイト(URLでアクセスできる状態)──スクリーンショットだけでは信頼性が低い
  • 制作の背景・意図の説明──「なぜこのデザインにしたか」「どんな課題を解決したか」
  • 使用した技術・ツールの明記──クライアントが「自分のサイトに対応できるか」を判断する材料

架空クライアントを設定してリアルに作る

実案件がなくても、架空のクライアントを設定することでポートフォリオを作れる。重要なのは「リアルな想定」だ。

# 架空クライアント設定の例

クライアント: 渋谷区の美容院「Hair Salon BLOOM」
ターゲット: 20〜35歳の女性、初回来店を増やしたい
課題: 現在のサイトがスマホで見にくく、予約が取りにくい
解決策: レスポンシブ対応・オンライン予約ボタンの強化・料金表の見やすさ改善
制作物: LP(ランディングページ)+ 料金ページ + アクセスページ

--
このように「誰のために」「何のために」「どんな問題を解決したか」を
設定してから制作すると、クライアントへの説明力が身につく

ポートフォリオに入れると良い実績の種類

実績の種類難易度説得力アドバイス
架空LPの制作まず最初の1本はここから
自分のポートフォリオサイトサイト自体が実績になる
Figmaカンプの模写中〜高指定デザインの再現力をアピール
知人・友人のサイト制作実際に使われているから説得力が高い
ボランティア・格安制作中〜高初案件として実績を積む手段
実際の受注案件最高本番でのパフォーマンスが証明される

ポートフォリオサイトの構成例

<!-- ポートフォリオサイトの基本構成 -->
1. トップページ
   - キャッチコピー(何ができる人か一言で)
   - 実績サムネイル一覧(3〜5点)
   - スキルセット
   - お問い合わせボタン

2. 実績詳細ページ(各作品ごと)
   - 完成サイトのスクリーンショット / リンク
   - 架空/実案件の背景説明
   - 工夫したポイント・こだわり
   - 使用技術(HTML/CSS/JS/WordPress など)
   - 制作期間

3. プロフィールページ
   - 自己紹介(経歴・学習の背景)
   - 得意なこと
   - 趣味・人柄(親しみやすさのアピール)

4. お問い合わせページ
   - フォーム(名前・メール・内容)
   - レスポンスタイム(○日以内に返信します)

クライアントを獲得するための営業戦略

ポートフォリオが完成したら、次は案件を取る行動だ。「営業が苦手」という人が多いが、Web制作の場合は「技術を見せること」自体が最大の営業になる。

最初の案件を取る最速の方法:知人・友人への直接営業

データとして、最初の案件を知人・友人経由で取った人の割合は非常に高い。クラウドソーシングで競合に勝つより、すでに信頼関係がある人への営業の方が成約率が圧倒的に高い。

  • 「Webサイトを作り始めた」と家族・友人に伝える
  • 「格安または無料で制作経験を積みたい」と伝える
  • 飲食店・美容院・個人事業主の知人がいれば声をかける

SNS営業:制作物を投稿するだけでいい

Xではプログラミング・Web制作のコミュニティが活発だ。制作物を投稿するだけで「制作をお願いしたい」という問い合わせが来ることがある。ポイントは「完成品を見せる」こと。プロセス(制作中の様子)も共感を生む。

クラウドソーシング:最初の実績作りの場

クラウドワークスやランサーズは、最初の1〜3件の実績を作る場として活用しよう。低単価でも「納品実績」「クライアントレビュー」が積み上がることで、その後の受注が楽になる。

# 提案文のポイント(クラウドソーシング)

❌ NG例:
「はじめまして。貴案件に応募します。
よろしくお願いします。」
(読んでいない・個別感がない)

✅ OK例:
「はじめまして、〇〇と申します。
御社のご要件を拝見し、〇〇の部分が
私の得意分野であることからご連絡させていただきました。

過去の制作事例:[ポートフォリオURL]
制作したサイトは〇〇を意識して制作しました。

今回の案件では、特に〇〇の部分でお力になれると考えております。
まずはご質問・ご相談からでも喜んでお受けします。
どうぞよろしくお願いいたします。」

# 要素:
# 1. 挨拶 + 名前
# 2. なぜこの案件に興味を持ったか
# 3. ポートフォリオURLを示す
# 4. 具体的にどう貢献できるか
# 5. 柔軟な姿勢

Web制作で「稼げる人」になるための具体的なアクションプラン

「オワコンじゃない」と分かったとして、次に必要なのは行動だ。「いつかやろう」が最大の敵だ。具体的なアクションプランを週単位で示す。

Week 1〜2:環境構築と基礎の開始

まず開発環境を整える。テキストエディタ(VSCode推奨)、ブラウザ(Chrome推奨)、Gitを導入する。環境構築で詰まったらすぐに質問できる環境(スクールかコミュニティ)に参加することを強くおすすめする。

# VSCodeで役立つ拡張機能(初期設定)
# 以下をインストールしておくと効率が上がる

# 1. Live Server — ファイル保存のたびにブラウザが自動更新
# 2. Prettier — コードの自動整形
# 3. HTML CSS Support — クラス名の補完
# 4. Japanese Language Pack — 日本語化
# 5. GitHub Copilot — AI補完(基礎を学んだ後に導入推奨)

# インストール方法:
# VSCode左サイドバーの四角アイコン(拡張機能)→ 検索 → インストール

Week 3〜4:HTMLとCSSの基礎を固める

HTMLのセマンティクス(意味のあるタグ)とCSSのボックスモデルを理解する。この2週間で「なぜそのタグを使うのか」が説明できるレベルを目指す。理解できたら実際に手を動かしてシンプルなページを作ろう。

Week 5〜8:LP制作の実践

架空のクライアント(美容院・コーチングサービスなど)を設定して、LP(ランディングページ)を1本制作する。Figmaで簡単なデザインカンプを作ってからコーディングするのが理想だ。完成したらGitHubで管理し、レンタルサーバーに公開する。

Week 9〜12:ポートフォリオサイトの構築と案件準備

自分のポートフォリオサイトを作る。過去に作ったLPの制作事例も掲載する。ポートフォリオが完成したら、クラウドソーシングへの登録と最初の案件へのアプローチを開始する。

SNS発信を並行して始める

学習を始めた段階からSNS(X/Instagram)で発信することをおすすめする。「今日学んだこと」「制作物の経過」を投稿するだけでよい。この習慣が後に問い合わせにつながる可能性がある。また、フォロワーがいなくても、発信の習慣が自己整理・アウトプット学習になる。

発信の種類内容例目的頻度
学習ログ「今日はフレックスボックスを学んだ」継続のモチベーション週3〜5回
制作事例「LPが完成しました(before/after)」実績の蓄積・発見制作完了時
知識の共有「CSSのflex-wrapって便利」専門性の発信週1〜2回
質問・交流「こういう場合はどうすべき?」コミュニティ形成随時

Web制作の継続案件を増やすための「リテンション戦略」

新規案件を取り続けることはエネルギーがいる。継続案件(既存クライアントからの継続発注)を増やすことで、収入を安定させながら営業コストを下げられる。

継続案件が生まれる3つの理由

  • クライアントの「更新・修正」ニーズ──サイト公開後も文章変更・画像差し替えが必要
  • クライアントのスキル不足──「WordPressの更新方法が分からない」という依頼が続く
  • 信頼の蓄積──「この人に任せたい」と思われると、次の案件も自動的に来る

継続案件を増やすための行動

  • 納品後に「保守・運用プランはいかがですか?」と提案する
  • 月1回の定期チェックをオプションとして提供する
  • クライアントの誕生日・開業記念日にお礼のメッセージを送る(関係維持)
  • 「知り合いにも制作を検討している方はいますか?」と紹介を依頼する

副業Web制作のよくある失敗パターンと対策

「始めたけど稼げなかった」という人の多くは、共通の失敗パターンにはまっている。先にこれを知っておくことで、同じ失敗を避けられる。「オワコン」と感じている人の多くは、市場ではなく自分の行動に問題があることが多い。

失敗パターン①:学習だけして営業しない

「もう少し勉強してから営業しよう」という先送りが最も多い失敗だ。学習は永遠に完璧にはならない。「ポートフォリオが1本ある」段階が、営業を始めるタイミングだ。

失敗パターン②:クラウドソーシングしか試さない

クラウドソーシングは競争が激しく、手数料も高い。知人紹介・SNS・直接営業を並行することで、受注チャンスが広がる。クラウドソーシングは「実績を積む最初の場所」と割り切ろう。

失敗パターン③:単価を安く設定しすぎる

「最初だから安くていい」と極端に低い単価で受注すると、後から単価を上げにくくなる。最低ラインを設けて(例:LP制作は3万円以下では受けない)、単価を守る習慣をつけよう。

失敗パターン④:一つの案件に依存する

一人のクライアントからの継続案件だけに依存するのは危険だ。そのクライアントが予算を削減したとき、収入がゼロになる。複数のクライアントと小さな案件を複数持つことがリスク分散になる。

失敗パターン⑤:フィードバックを求めない

制作物を納品してクライアントから「ありがとうございます」で終わりにしていると、改善のヒントが得られない。「今回の制作でお気づきの点はありますか?」と積極的にフィードバックを求めることで、次の案件の質が上がる。フィードバックは無料の学習機会だ。積極的に集めよう。

失敗パターン⑥:AIを「答えを出す機械」として使う

AIにコードを書かせて、理解せずに納品する。クライアントから「修正してほしい」と言われたときに対応できず信頼を失う。AIは「自分の理解を拡張するツール」として使い、生成されたコードは必ず自分で読んで理解しよう。


まとめ

「Web制作オワコン論」はデータなしの体感論が多く、実態とかけ離れている
完済率84.7%・案件獲得率97.9%は「学んで動いた人が稼げている」現実を示す
稼げる人はAIを活用しつつ「人間にしかできない判断」で差別化している

オワコン論を信じて動かない人よりも、学んで動いた人が稼げる。Web制作市場は変化しているが、変化に対応できる人への需要はなくなっていない。まずは体系的に基礎を学び、ポートフォリオを作り、案件に挑戦する──この順序を踏んだ人が結果を出している。「まず学んで、次に動く」その一歩を踏み出してほしい。



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この記事を書いた人

WithCodeでWeb制作を習得後、フリーランスエンジニアとして活動。HTML/CSS・JavaScript・WordPress案件を中心に年間20件以上の制作実績を持つ。「難しい技術をわかりやすく」をモットーに、初心者〜中級者向けの技術記事を執筆。副業・フリーランス独立を目指す方に向けた情報発信に注力している。

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