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生徒Geminiって最近よく聞くけど、ChatGPTと何が違うんですか?せっかく使うなら、Geminiならではの得意なことを知りたいです。
ペン博士いい質問だね!Geminiは特にGoogle検索との連携や、画像・PDFを読ませる使い方がとても得意なんだ。この記事では、そんなGeminiが本領を発揮するプロンプトを用途別にまるっと紹介するよ!
「Geminiを使ってみたいけれど、何が得意なのか分からない」「ChatGPTと同じように使っているだけで、本当の実力を引き出せていない気がする」——そう感じている方は少なくありません。GeminiはGoogleが開発した生成AIで、Google検索との連携や、画像・PDFといった多様な情報を読み取れるマルチモーダル性能に強みがあります。つまり、指示(プロンプト)の出し方次第で、他のAIとはひと味違う結果を引き出せるのです。
この記事では、WithCode編集部が実際に手を動かして得た知見をもとに、Geminiのすごいプロンプト活用術を用途別にまとめました。最新情報のリサーチ、画像やスクリーンショットを読ませる使い方、PDF・資料の要約、表やスプレッドシートの作成、ドキュメントの下書き、スライドの構成案づくり、学習・翻訳、そしてWeb制作での使いどころまで、コピペしてすぐ試せる実例プロンプトを多数掲載しています。さらに、各用途で「Geminiだからこそ効く」コツや、ハルシネーション(もっともらしい誤り)への向き合い方、機密情報の扱いといった注意点も丁寧に解説します。
なお、生成AIの機能や画面は頻繁にアップデートされます。この記事は一般に広く知られている範囲の使い方をベースにしていますが、実際の表示や仕様は変わることがある点を、あらかじめご了承ください。
先に、この記事の結論をまとめます。
プロンプトの実例に入る前に、Geminiがどんなことを得意とするのかを整理しておきましょう。強みを理解しておくと、「どんなときにGeminiを使うと得か」が判断でき、プロンプトの狙いも定めやすくなります。Geminiの代表的な強みは、次の5つに整理できます。
| 強み | どういうことか | こんな場面で役立つ |
|---|---|---|
| Google検索との連携 | 検索を参照して比較的新しい情報を扱える | 最新動向のリサーチ・下調べ |
| マルチモーダル対応 | 文字だけでなく画像・PDF・スクショも読める | エラー画面の相談・資料の読み取り |
| Googleサービス連携 | ドキュメント・スプレッドシート・スライド・Gmailと親和性が高い | 資料作成・メール下書き |
| 長い文脈の処理 | 長めの文章や資料をまとめて扱いやすい | 長文の要約・複数資料の比較 |
| Deep Research(詳細調査) | テーマを掘り下げて情報を集めレポート化する機能 | 本格的な調査・情報収集 |
この中でも特に、検索連携と画像・PDFの読み取りは、多くの人が「使ってみて驚く」ポイントです。ChatGPTなど他のAIでも同様の機能はありますが、GeminiはGoogleのサービスと地続きで使える点に独自性があります。
Geminiには無料で使える範囲と、有料プランで使える範囲があります。細かい仕様や価格は変更されることが多いため、ここでは一般的に知られている傾向として整理します。実際に契約する際は、必ず公式の最新情報を確認してください。
| 観点 | 無料で使える範囲の傾向 | 有料版で広がる傾向 |
|---|---|---|
| 基本的な対話 | 日常の質問・文章作成などは十分使える | より高性能なモデルを利用しやすい |
| 処理できる量 | 長文・大きな資料は制限にかかることがある | より長い文脈・大きな資料を扱いやすい |
| 高度な機能 | 一部機能は制限される場合がある | Deep Researchなど高度な機能を使いやすい |
| Googleサービス連携 | 基本的な連携は利用できる | 業務用途での連携が広がる場合がある |
まずは無料の範囲でこの記事のプロンプトを試し、「長い資料をたくさん扱いたい」「本格的に調査したい」となったときに有料版を検討するのがおすすめです。いきなり課金する必要はありません。
「結局、ChatGPTとどう使い分ければいい?」というのは、最もよく聞かれる質問です。どちらも優秀な生成AIで、できることの多くは重なっています。そのうえで、ざっくりとした向き不向きを整理すると次のようになります。
大切なのは、ツールの優劣より「今やりたいことに、どちらが向いているか」で選ぶことです。この記事では、その中でもGeminiが力を発揮しやすい用途を中心に、具体的なプロンプトを紹介していきます。
これから紹介するプロンプトは、すべてコピーしてそのままGeminiに貼り付けて試せるようになっています。使うときは、【】で囲んだ部分を自分の状況に置き換えてください。たとえば「テーマ:【生成AIを業務に導入する国内企業の動向】」とあれば、【】の中身を自分が調べたいテーマに差し替えるだけで使えます。また、プロンプトの多くは「テーマ」「条件」「出力形式」といったブロックに分けて書いています。これは、指示を分けて書くとAIが誤解しにくく、精度が上がるためです。
はじめは掲載しているプロンプトをそのまま使い、慣れてきたら条件を足したり削ったりして、自分の仕事に合う形に育てていくのがおすすめです。プロンプトは一度で完成させる必要はなく、対話しながら調整していけばよいという点を、まず頭に入れておいてください。
Geminiの強みが最も分かりやすく出るのが、最新情報のリサーチです。検索と連携できるため、比較的新しいトピックについても「調べてまとめる」までを一気にこなせます。ここでのコツは、出力の形式と「出典・情報の鮮度」を必ず指定することです。
まずは基本形です。テーマを与え、要点を箇条書きで、しかも「いつの・どこ発の情報か」を添えさせます。情報の鮮度を意識させることで、古い情報だけを掴んでしまうリスクを下げられます。
次のテーマについて、2024年以降の最新情報を中心に調べてください。
テーマ:【生成AIを業務に導入する国内企業の動向】
出力条件:
・要点を5つの箇条書きで
・それぞれに「いつ・どこ発の情報か」を添える
・数値や固有名詞が出た場合は出典元(サイト名・記事名)も併記する
・古い情報しか見つからない項目は「最新情報が確認できない」と正直に書くポイントは、「最新情報が確認できない項目は正直に書いて」と明示している点です。こう指示しておくと、AIが無理に情報をひねり出して、もっともらしい誤り(ハルシネーション)を返すのを抑えやすくなります。また、各項目に「いつ・どこ発の情報か」を添えさせることで、その情報がどのくらい新しいのか、信頼できそうかを、自分で判断する材料になります。リサーチの目的は「正解をもらう」ことではなく「調べる手がかりを効率よく集める」ことだと考えると、こうした指示の意味が見えてきます。
比較検討は、リサーチの中でも特に需要の高い使い方です。列と行をこちらで指定し、表の形で出力させると、後から見返しやすくなります。
【SlackとMicrosoft Teams】の最新の料金プランと主な機能差を、
公式情報を優先して調べて表にまとめてください。
列:ツール名 / 無料プランでできること / 有料プランの月額目安 / 特徴
行:SlackとTeamsの2つ
注意:
・料金は「◯円前後」「変動する可能性あり」と幅を持たせて書く
・確証が持てない項目は空欄にせず「要確認」と明記する
・最後に「どんなチームにどちらが向くか」を3行でまとめる料金など変動しやすい情報は、あえて「◯円前後」「変動する可能性あり」と幅を持たせて書かせるのがコツです。AIが断定した数字をそのまま鵜呑みにすると、古い料金を掴んでしまうことがあるためです。また「確証が持てない項目は空欄にせず『要確認』と明記して」と指示することで、どこを自分で調べ直せばよいかが一目で分かります。こうしておくと、比較表がそのまま「確認すべきポイントのチェックリスト」としても機能します。
「なぜ流行っているのか」まで言語化させると、単なる情報の羅列ではなく、自分の理解や企画に使える形になります。初心者が真似しやすいものに印を付けさせるのも実用的です。
【2025年のWebデザインのトレンド】について、
実際に公開されている記事や事例を根拠に整理してください。
出力:
1. いま増えている表現・傾向を5つ
2. それぞれ「なぜ流行っているのか」の理由を1〜2文で
3. 初心者が真似しやすいものには★マークを付ける
4. 参考にした情報源のサイト名を最後にまとめて列挙するリサーチ全体を通して言えるのは、Geminiの出力は「下調べのたたき台」として使い、最終的な事実確認は自分で行うということです。検索連携があるとはいえ、情報が完全に正確とは限りません。特に数値・日付・固有名詞は、必ず元の情報源を自分の目で確認しましょう。
同じリサーチでも、プロンプトの書き方次第でスピードと精度が大きく変わります。編集部が実際に使っていて効果を感じている、リサーチを速くするコツを整理します。
| コツ | 具体的にどう書くか | なぜ効くか |
|---|---|---|
| 出力の型を先に決める | 「表で」「5つの箇条書きで」と形式を指定 | 見返しやすく、後工程が速い |
| 情報の鮮度を条件に入れる | 「2024年以降の情報を中心に」と明記 | 古い情報を掴むのを防ぐ |
| 出典の併記を求める | 「サイト名・記事名も添えて」と指示 | 裏取りの手間が減る |
この3点を最初のプロンプトに入れておくだけで、出てきた結果をそのまま企画書や記事の下地に流用しやすくなります。逆に、型を決めずにざっくり聞くと、毎回バラバラな形で返ってきて、整えるのに時間がかかるので注意しましょう。
リサーチでいちばん多い失敗が、Geminiが自信ありげに出した数字を、確認せずにそのまま資料に転記してしまうことです。生成AIは「それらしい数字」を作るのが得意なあまり、実際とは違う金額やシェア、日付を返すことがあります。特に、料金・統計・ランキングのように「変わりやすい数字」は要注意です。対策はシンプルで、数字が出てきたら必ず出典元をたどり、公式サイトや発表資料で裏を取ること。この一手間を惜しまないだけで、信頼できるリサーチになります。
Geminiの真骨頂のひとつが、画像を読み取って指示に応えるマルチモーダルな使い方です。エラー画面、Webサイトのデザイン、手書きのメモ、写真に写った表など、「言葉で説明するのが面倒なもの」を画像ごと渡して相談できるのは、大きな時短になります。ここでは代表的な3つの使い方を紹介します。
プログラミング学習でつまずいたとき、エラーメッセージを一字一句打ち込むのは大変です。スクリーンショットをそのまま添付して、原因と対処法を相談してみましょう。
添付したエラー画面のスクリーンショットを読み取ってください。
やってほしいこと:
1. 画面に表示されているエラーメッセージを正確に書き出す
2. このエラーが起きる主な原因を、可能性の高い順に3つ
3. 初心者でも試せる対処法を、手順つきで説明する
4. 専門用語には短い注釈を付ける
前提:私はプログラミング初心者です。専門用語は最小限にしてください。「私は初心者です。専門用語は最小限に」と前提を伝えるのがコツです。同じエラーでも、相手の前提知識に合わせて説明の粒度が変わります。また「原因を可能性の高い順に」と指定すると、闇雲に試すのではなく、確からしいものから対処できます。
エラー解決は、プログラミング初心者が最もつまずきやすいポイントです。英語のエラーメッセージを見ただけで手が止まってしまう、という人は少なくありません。そんなとき、画面ごと見せて「これは何が起きていて、どう直せばいいですか」と聞けるだけで、学習のハードルはぐっと下がります。解決の過程で出てくる用語を、そのつど「それは何ですか」と聞き返していけば、エラー対応をしながら自然と知識も増えていきます。
「なんとなく良い/悪い」と感じるデザインを、言葉にしてもらう使い方です。配色・レイアウト・文字といった観点を指定すると、感覚的だった印象が整理され、改善の手がかりになります。
添付したWebサイトのスクリーンショットを見て、
デザインを言語化・改善提案してください。
観点:
・配色(何色を主役にしているか、印象)
・レイアウト(情報の並び、余白の使い方)
・文字(サイズ・読みやすさ)
・良い点を3つ、改善できる点を3つ
改善点には「どう直すとよいか」を具体的に添えてください。自分の作ったサイトのスクショを渡して「良い点3つ・改善点3つ」を出させると、客観的なフィードバック役として使えます。デザインの引き出しが少ないうちは、この壁打ちが特に役立ちます。自分ひとりで作っていると、どうしても見慣れてしまって粗に気づけません。第三者の視点で「ここはこう直すと良くなる」と具体的に指摘してもらえるだけで、次に手を入れるべき場所がはっきりします。
さらに、参考にしたいサイトのスクショと自分のサイトのスクショを両方見せて、「この2つを比べて、良いサイトの真似できる点を教えて」と頼む使い方も効果的です。憧れのデザインの「どこが良いのか」を言語化してもらえると、真似すべきポイントが明確になります。
会議中の走り書きや、紙に書いたアイデアを、写真に撮って読み取らせる使い方です。手入力しなくても、きれいなテキストに起こしてくれます。
添付した手書きのメモ(写真)を読み取って、
きれいに整理したテキストに起こしてください。
条件:
・箇条書きのメモは箇条書きのまま
・図や矢印があれば「→で関係を示している」など補足する
・読み取れない箇所は[判読不能]と明記し、勝手に補完しない
・最後に、この内容を3行で要約する重要なのは、「読み取れない箇所は勝手に補完せず[判読不能]と書いて」と指示することです。こう伝えないと、AIが自然な文章になるよう推測で埋めてしまい、元のメモと意味がずれることがあります。
紙の資料やホワイトボードに書かれた表を、そのままデジタル化したいときに便利です。MarkdownやCSVなど、後で使いたい形式を指定して出力させます。
添付した表(写真・スクショ)の内容を読み取って、
そのままコピペできる形式で書き出してください。
出力形式:
・まずMarkdownの表として
・次に、CSV形式(カンマ区切り)でも
・数値は写真の通りに正確に。読めない数字は[?]と書く数字が絡む表では、読み取り間違いが起きることもあります。起こした後の数値は、必ず元の画像と突き合わせて確認するようにしましょう。特に桁数や小数点は要注意です。
画像の読み取りは便利ですが、渡し方によって精度が変わります。「思ったように読み取ってくれない」というときは、次のポイントを見直してみてください。
とくに大切なのが、最後の「勝手に補完しないで」という指示です。画像の一部がつぶれていると、AIは自然な結果になるよう推測で埋めてしまうことがあります。エラーメッセージや数字のように、一文字違うと意味が変わるものでは、この指示が効いてきます。
画像を読ませる使い方は強力ですが、写り込む情報には注意が必要です。顧客の個人情報が載った画面、社外秘の資料、パスワードやAPIキーが表示された画面などを、そのままスクショして読ませるのは避けましょう。どうしても相談したい場合は、個人情報や機密部分をマスク(塗りつぶし)してから渡すのが鉄則です。便利さと引き換えに情報を漏らしては本末転倒なので、渡す前に一度「この画像に見せてはいけないものが写っていないか」を確認する習慣をつけましょう。
GeminiはPDFなどの資料を読み込ませて、要約したり質問に答えさせたりできます。長いマニュアルや規程、レポートを最初から通読する前に、全体像をつかむ・知りたい箇所だけ拾うという下ごしらえに向いています。
まずは基本の要約です。「一言でいうと何か」「重要ポイント」「押さえるべき数値」と、出力の切り口を指定すると、ただ短くするだけでない、使える要約になります。
添付したPDF資料の内容を要約してください。
出力:
1. この資料が一言でいうと何か(1文)
2. 重要なポイントを5つの箇条書きで
3. 数値やデータで押さえるべきものを3つ
4. この資料を読むべき人・場面
注意:資料に書かれていないことは推測で補わないでください。
書かれていない項目は「資料内に記載なし」としてください。ここでも「書かれていないことは推測で補わないで」と釘を刺すのが大切です。資料の要約でAIが勝手に一般論を足してしまうと、その資料に書かれた事実と混ざってしまい、危険です。特に、社内資料や専門的なレポートでは、AIが世間一般の常識で穴を埋めてしまうと、その資料の主張とは違う内容になりかねません。「この資料に書かれていることだけを教えて」と範囲を限定するのが、正確な要約のコツです。
資料を全部読むのではなく、「知りたいことだけ聞く」という使い方です。就業規則や契約書、仕様書など、探すのが大変な文書ほど効果を発揮します。
添付したPDF(就業規則)について、以下の質問に答えてください。
質問:
1. 有給休暇は入社何か月後から使えると書かれていますか?
2. 残業に関するルールはどう定められていますか?
3. 副業に関する記載はありますか?あればその条件は?
回答条件:
・該当箇所を引用しつつ答える
・PDFに記載がない質問には「記載が見つかりません」と答える
・条文番号やページ番号がわかれば添える「該当箇所を引用しつつ答えて」「記載がなければ『記載が見つかりません』と答えて」と指定することで、回答の根拠を確認でき、AIが想像で答えるのを防げます。ただし契約や規程など重要な判断は、必ず原文と担当者に確認すること。AIの回答だけで判断してはいけません。
分厚いマニュアルや規程から、知りたい一文を探すのは意外と骨が折れる作業です。「この資料のどこかに書いてあるはずだが、どこか分からない」というときに、ピンポイントで質問できるのは大きな時短になります。引用と一緒に条文番号やページ番号を答えさせておけば、あとから自分で原文を確認するのも簡単です。AIを「賢い索引」として使うイメージで活用してみてください。
旧版と新版の資料を比べて、どこが変わったかを抽出させる使い方です。手作業で差分を探すと見落としが出やすい作業を、たたき台として任せられます。
2つのPDF(旧マニュアルと新マニュアル)を比較して、
変更点を洗い出してください。
出力:
・追加された項目
・削除された項目
・内容が変わった項目(旧→新の形で)
それぞれ箇条書きで。変更がない大枠には触れなくて構いません。
最後に「利用者が特に注意すべき変更」を3つに絞って教えてください。最後に「利用者が特に注意すべき変更を3つに絞って」と加えると、膨大な差分の中から重要なものだけを浮かび上がらせられます。ただし、抜け漏れがないかの最終確認は人間の役目です。
資料の読み取りは万能ではありません。得意な作業と、任せきりにすると危ない作業を理解しておくと、失敗が減ります。
| 向いている使い方 | 注意が必要な使い方 |
|---|---|
| 長い資料の全体像を素早くつかむ | 契約・法律・お金に直結する最終判断 |
| 知りたい箇所だけピンポイントで探す | 書かれていない内容の推測・穴埋め |
| 旧版と新版の変更点のたたき台を作る | 「抜け漏れが一切ない」ことの保証 |
| 専門用語をかみ砕いて説明させる | 読み取り結果を無確認でそのまま公開 |
要するに、資料の要約は「読む前の下ごしらえ」と割り切るのが正解です。重要な判断が絡む文書ほど、AIの回答は入口として使い、必ず原文と担当者で確認しましょう。この線引きができていれば、資料読み取りは日々の仕事を大きく助けてくれます。
情報を表に整理したり、スプレッドシートの数式を考えたりする作業も、Geminiの得意分野です。特にGoogleスプレッドシートと相性がよく、「何をしたいか」を日本語で伝えるだけで数式を提案してくれます。
テーマと列・行を指定すれば、比較表を組み立ててくれます。難易度を★で表すなど、見せ方まで指定するのがコツです。頭の中でぼんやりと「これとこれを比べたい」と思っているものを、きちんと整理された表にしてくれるので、検討や資料づくりの土台として便利です。
次の要件で、比較表を作ってください。
テーマ:【初心者向けプログラミング言語の比較】
比較する言語:Python / JavaScript / PHP
列:言語名 / 主な用途 / 学習難易度(5段階)/ 将来性の一言 / 最初の一歩
条件:
・難易度は★の数で表現する
・初心者目線で、専門用語はかみ砕く
・Markdownの表形式で出力する列に何を並べるかを指定するのが、良い比較表を作るポイントです。「用途」「難易度」「将来性」のように、判断に必要な軸を自分であらかじめ決めて渡すと、比べたかった観点がきれいにそろった表が返ってきます。軸を指定せずに任せると、当たり障りのない項目になりがちなので、ここは自分で決めるのがおすすめです。
だらだらと書かれた文章を、構造化された表に整理させる使い方です。議事録やメール本文から、必要な情報だけを表にまとめたいときに便利です。
以下の文章から、表に整理できる情報を抜き出して表にしてください。
--- ここから文章 ---
Aプランは月額980円で、ストレージは10GB、サポートはメールのみです。
Bプランは月額1,980円で、ストレージは50GB、チャットサポート付き。
Cプランは月額3,980円で、ストレージは無制限、電話サポートもあります。
--- ここまで ---
列:プラン名 / 月額 / ストレージ / サポート
Markdownの表で出力してください。「関数を覚えていない」「どう書けばいいか分からない」という悩みは、日本語で相談すれば解決できます。やりたいことと、データの並びを具体的に伝えるのがポイントです。
Googleスプレッドシートで使いたい数式を教えてください。
やりたいこと:
・A列に商品名、B列に単価、C列に個数が入っている
・D列に「単価×個数」の小計を出したい
・さらに、D列の合計を別のセルに出したい
出力:
1. D2に入れる数式(下にコピーする前提)
2. 合計を出す数式
3. それぞれ、何をしている数式かを1行で説明「何をしている数式か1行で説明して」と付け加えると、コピペするだけでなく仕組みも理解でき、応用が効くようになります。丸暗記より、意味を理解して使うほうが長い目で見て得です。
全角・半角が混ざったデータや、姓名を分けたいといった「地味だが面倒な整形」も相談できます。状況を具体的に説明するほど、的確な数式や手順が返ってきます。
Googleスプレッドシートのデータ整形について相談です。
状況:A列に「山田 太郎」「佐藤 花子」のように、
半角スペースと全角スペースが混ざった氏名が入っています。
やりたいこと:
・姓と名を別々の列に分けたい
・スペースの全角・半角が混在していても対応したい
初心者にもわかるよう、数式と手順をセットで教えてください。スプレッドシートの数式は、環境やデータによって少し調整が必要な場合があります。提案された数式をそのまま貼るだけでなく、少量のデータで試してから本番に適用すると安全です。
スプレッドシートの数式を的確に教えてもらうには、状況を正しく伝えることが欠かせません。「なんとなく合計を出したい」だけでは、AIも当てずっぽうで答えるしかありません。次の3点を具体的に伝えると、一発で使える数式が返ってきやすくなります。
特に、データの具体例を2〜3行そのまま貼り付けると、AIが状況を正確につかめて精度が上がります。抽象的に説明するより、実物のサンプルを見せるほうが早いのは、人に相談するときと同じです。
以前は、スプレッドシートを使いこなすには多くの関数を暗記する必要がありました。しかしAIに相談できるようになった今は、すべてを丸暗記しなくても、やりたいことを言葉にできれば形にできます。とはいえ、返ってきた数式を「意味も分からずコピペするだけ」では応用が効きません。そこでおすすめなのが、数式をもらうたびに「これは何をしている数式ですか」と一言添えて、仕組みも一緒に教わることです。使いながら少しずつ理解を積み上げていけば、いつのまにか自分でも数式を組めるようになっていきます。
メールやお知らせ、ブログ記事など、文章の「最初の一歩」をGeminiに任せると、作業が一気に速くなります。白紙から書き始めるより、たたき台を直すほうがずっとラクだからです。ここでは下書き・構成・リライトの3つを紹介します。
用途・宛先・盛り込む情報・トーンを指定すると、目的に合った文面を作ってくれます。「件名の案も出して」と加えると、そのまま送れる状態に近づきます。
次の条件で、お知らせ文の下書きを作ってください。
用途:オンラインイベントの開催案内メール
宛先:過去にセミナーへ参加した見込み顧客
盛り込む情報:
・イベント名「はじめての生成AI活用セミナー」
・日時:来週水曜19時〜20時、オンライン開催
・参加費無料、申込は専用フォームから
トーン:丁寧だが堅すぎない。長すぎない(300字前後)。
最後に、件名の案も3つ提案してください。宛先とトーンを具体的に指定するのが、文面の質を左右します。「見込み顧客向け」「丁寧だが堅すぎない」といった条件があるだけで、出力の方向性が定まります。同じ案内文でも、相手が既存のお客様なのか、初めて連絡する相手なのかで、ふさわしい言葉づかいはまったく変わります。誰に向けた文章かを最初に伝えるだけで、手直しの手間がぐっと減ります。
できあがった文面は、そのまま送る前に必ず自分で読み返しましょう。日時や金額、リンク先といった具体的な情報が正しいか、そして自社の言い回しとして違和感がないかを確認するのが、送信前の大切なひと手間です。
いきなり本文を書くのではなく、まず構成(見出しの骨組み)を作らせると、全体の流れを整理できます。タイトル案・見出し案・各見出しの内容・リード文まで、一度に出力させると効率的です。
ブログ記事の構成案を作ってください。
テーマ:【未経験からWebデザイナーになる方法】
読者:これから学び始めたい社会人
出力:
1. 記事タイトル案を3つ
2. 見出し(H2)の構成案を7〜9個
3. 各見出しで書くべき内容を1〜2行で
4. 導入文(リード)の下書きを150字程度で
読者が「自分にもできそう」と思える前向きなトーンで。Googleドキュメントで作業しているなら、出てきた構成案を貼り付けて、そこから本文を書き進めるとスムーズです。Geminiは骨組みづくりの相棒として非常に優秀です。文章を書くのが苦手な人ほど、いきなり本文から書き始めて手が止まりがちですが、先に見出しの骨組みを作っておくと、あとは各見出しを埋めていくだけになり、格段に書きやすくなります。
構成案が出てきたら、そのまま採用するのではなく「この見出しは順番を入れ替えたい」「ここはもっと具体的に分けたい」と対話で調整しましょう。AIが出した骨組みをたたき台にして、自分の伝えたい流れに整えていくのが、読み手に伝わる文章をつくる近道です。
自分で書いた文章が「回りくどい」と感じたら、読みやすく書き直させましょう。「どこをどう変えたか説明して」と加えると、リライトのコツ自体も学べます。
次の文章を、より読みやすく書き直してください。
--- 元の文章 ---
弊社のサービスは多くの機能を有しており、それらを活用することによって
業務の効率化を図ることが可能であり、結果としてコスト削減にも寄与します。
--- ここまで ---
条件:
・一文を短く区切る
・専門的すぎる言い回しをやさしくする
・意味は変えない
・書き直し後に「どこをどう変えたか」を3点で説明するリライトでは「意味は変えないで」と明示するのが重要です。指定しないと、読みやすさを優先して内容が微妙に変わることがあります。書き直し後は、元の意図とずれていないか必ず自分で確認しましょう。
生成AIに文章を作らせると、便利な反面「なんだかAIが書いた感じ」が残ることがあります。一文が長く、抽象的で、当たり障りのない表現が並ぶ——これがいわゆるAIっぽさです。これを避けるには、プロンプトの段階で具体的な条件を与えるのが効果的です。
| AIっぽくなる原因 | プロンプトでの対策 |
|---|---|
| 一文が長く回りくどい | 「一文を短く」「テンポよく」と指定 |
| 抽象的で中身が薄い | 「具体例を1つ入れて」と求める |
| 誰にでも当てはまる無難な内容 | 読者・場面を具体的に指定する |
| 同じ言い回しが続く | 「表現を変えて」「別案も」と頼む |
最終的には、AIの下書きを土台にして、自分の言葉で仕上げるのが一番です。たたき台があるだけで作業は何倍も速くなります。そこに自分の実感や具体的なエピソードを一言加えるだけで、ぐっと生きた文章になります。AIに丸投げするのではなく、共同作業する感覚を持つと質が安定します。
プレゼン資料を作るとき、いきなりスライドを作り始めると、内容が散らかりがちです。Geminiに構成案(各スライドで何を伝えるか)を先に作らせると、筋の通った資料になります。Googleスライドとの相性もよく、下ごしらえに向いています。
テーマ・時間・聞き手を指定し、「1スライド1メッセージ」を徹底させるのがコツです。各スライドのタイトルと、そこで伝える一つのメッセージを出力させます。
プレゼン資料の構成案を作ってください。
テーマ:【社内向け・生成AI活用のはじめ方】
時間:10分(スライド8〜10枚想定)
聞き手:ITに詳しくない社内メンバー
出力:
・各スライドの「タイトル」と「そのスライドで伝える1メッセージ」
・スライドごとに載せる要素(図・箇条書き・数字など)の指示
・最後のスライドは行動を促す締めにする
1スライド1メッセージを徹底してください。聞き手のレベルを明示すると、内容の深さや言葉選びが適切になります。「ITに詳しくない社内メンバー」と伝えれば、専門用語を避けた構成にしてくれます。プレゼンで失敗しがちなのが、1枚のスライドにあれもこれもと詰め込んでしまうことです。そうならないよう、「1スライド1メッセージ」を明示的に指示するのがポイントです。各スライドで伝えたいことを1つに絞れば、聞き手の頭にも残りやすくなります。
時間の指定も重要です。「10分・スライド8〜10枚」のように伝えると、話す量とスライド数のバランスが取れた、現実的な構成にしてくれます。時間を伝えないと、盛りだくさんすぎて時間内に収まらない構成が返ってくることがあるので注意しましょう。
構成ができたら、発表用の話し原稿(トークスクリプト)も作れます。1スライドあたりの時間を指定すると、分量が調整され、当日そのまま話せる原稿になります。
次のスライド構成に沿って、発表用の話し原稿を作ってください。
スライド構成:
1. タイトル:生成AIとは
2. なぜ今使うべきか
3. 具体的な活用例3つ
4. まず何から始めるか
5. まとめ
条件:
・各スライド30〜45秒で話せる分量
・専門用語は口頭でも伝わるようにかみ砕く
・聞き手に問いかける一文を、途中に2回入れる「途中に聞き手への問いかけを2回入れて」といった演出の指示も効きます。一本調子にならず、聞き手を引き込む原稿にできます。プレゼンが苦手な人ほど、この下書きが心強い味方になります。
資料作りでは、どこまでAIに任せ、どこから自分でやるかの線引きが大切です。構成案や話し原稿の下書きはAIが得意ですが、実際のデザインや、その会社ならではの事情・数字の反映は人間の仕事です。編集部では、次のような役割分担をおすすめしています。
この分担にすると、資料作りで一番しんどい「白紙から構成を考える」部分をショートカットでき、空いた時間を、伝わりやすさを高める仕上げに回せます。スライドは中身が命なので、AIで土台を素早く作り、人間が魂を入れる——この流れが効率的です。
Geminiは、学習の相棒としても優秀です。専門用語をかみ砕いて説明させたり、理解度チェックのクイズを作らせたり、翻訳させたりと、自分のレベルに合わせた「専属の先生」のように使えます。
難しい言葉に出会ったら、たとえ話つきで説明させましょう。「たとえ話で」「日常生活の例で」と指定すると、腹落ちしやすくなります。
次の用語を、プログラミング初心者にもわかるように説明してください。
用語:【API】
出力:
1. 一言でいうと(たとえ話で)
2. もう少し詳しい説明(3〜4文)
3. 日常生活にたとえた具体例を1つ
4. この言葉が使われる場面
専門用語をなるべく使わず、使う場合は必ず注釈を付けてください。「専門用語を使う場合は必ず注釈を付けて」と指定すると、説明の中に新しい分からない言葉が出てきても迷子になりません。学習の初期ほど効果的な一手です。本や記事の説明が難しく感じるのは、前提となる用語をすでに知っている読者向けに書かれているからです。その点AIには「私のレベルに合わせて説明して」と頼めるので、自分だけの家庭教師のように、分かるところまでかみ砕いてもらえます。
さらに、「小学生にも分かるように」「たとえ話だけで」といった極端な指定をすると、その言葉の本質的なイメージがつかめることがあります。難しい概念ほど、まずはざっくりしたイメージを持つことが理解の第一歩になるので、こうした聞き方も試してみてください。
学んだ内容が定着しているか確認したいときは、クイズを作らせるのが効果的です。自分で問題を作るより速く、解説つきで復習までできます。
【HTMLの基礎】について、理解度チェックのクイズを作ってください。
条件:
・4択問題を5問
・難易度は初心者向け
・各問題に、正解と「なぜそれが正解か」の解説を付ける
・解説は最初は隠さず、問題のすぐ下に書いてよい
学習の総まとめに使いたいので、基本を広くカバーしてください。解説を付けさせることで、間違えた問題からも学べます。「なぜそれが正解か」を毎回言語化させるのが、理解を深めるコツです。参考書を読むだけの受け身の学習に比べ、クイズを解くと「自分が本当に分かっているか」がはっきりします。分かったつもりになっていた箇所が、問題を解こうとすると答えられない——この気づきこそが、学習を前に進める大きなヒントになります。
間違えた問題は、「なぜ間違えたのか」「正しくはどう考えるべきか」をAIに追加で質問しましょう。分からなかったところをその場で解消できるのが、AIを学習に使う最大の利点です。問題を解く、解説を読む、疑問をぶつける——このサイクルを回すと、知識が定着していきます。
翻訳も、単に訳すだけでなく「どんな文体で」まで指定できるのがAI翻訳の強みです。直訳版も併記させると、原文のニュアンスも確認できます。
次の英文を日本語に翻訳してください。
--- 英文 ---
The new update improves performance and fixes several bugs
reported by users. We recommend updating as soon as possible.
--- ここまで ---
条件:
・自然な日本語に(直訳しすぎない)
・IT製品のリリースノートらしい、ややフォーマルな文体で
・翻訳の後に、直訳に近いバージョンも参考として併記する「自然な日本語で・直訳版も併記して」と指定すると、意訳と直訳を見比べられます。英語学習にも、実務の翻訳チェックにも使える便利な使い方です。従来の翻訳ツールは「訳すだけ」でしたが、生成AIには「どんな文体で・誰向けに訳すか」まで指定できます。ビジネスメールなら丁寧に、SNSの投稿ならカジュアルに、といった細かな調整ができるのが強みです。
逆方向、つまり日本語から英語への翻訳も同じ要領で頼めます。その際は「これはビジネスメールです」「相手は取引先です」といった状況を添えると、場面にふさわしい英文にしてくれます。ただし、重要なやり取りでは、訳文が意図通りか、可能なら分かる人にも確認してもらうと安心です。
生成AIを学習に使うと、分からないことをその場で、しかも自分のレベルに合わせて教えてもらえます。これは独学の大きな助けになります。ただし、使い方を間違えると「分かった気になるだけ」で終わってしまうこともあります。学びを本物にするために、次の点を意識してみてください。
AIは「分からないことをすぐ聞ける先生」であると同時に、答えが常に正しいとは限らない相手でもあります。鵜呑みにせず、自分で確かめ、手を動かす。この姿勢があれば、AIは学習を何倍にも加速させてくれます。
プログラミングやWeb制作でも、Geminiは頼れる相棒です。「やりたいこと」を日本語で伝えてコードを書いてもらったり、うまく動かないコードの原因を一緒に探してもらったりできます。画像も読めるので、実装したいデザインのスクショを渡すのも有効です。
実装したいレイアウトや動きを具体的に説明すると、HTML/CSSのサンプルを作ってくれます。「各行が何をしているかコメントを付けて」と頼むと、写経しながら学べます。
HTML/CSSのコードについて質問です。
やりたいこと:
・3枚のカードを横並びにしたい
・スマホ(画面が狭いとき)は縦積みにしたい
・カード同士の間隔を均等にあけたい
出力:
1. HTMLの例
2. CSSの例(Flexboxで)
3. スマホ対応の部分がどこか、コメントで示す
初心者向けに、各行が何をしているかコメントを添えてください。スマホ対応など、条件を具体的に列挙するのがコツです。「3枚を横並び」「スマホでは縦積み」のように、要件を細かく伝えるほど、意図に近いコードが返ってきます。頭の中にある「こう表示したい」というイメージを、できるだけ具体的な言葉にするのがポイントです。曖昧なまま頼むと、想像と違うレイアウトが返ってきて、やり取りが増えてしまいます。
返ってきたコードは、そのままコピペするのではなく、一度自分の環境に貼って表示を確認しましょう。思い通りにならない部分があれば、「この部分をこう直したい」と伝えて調整すれば大丈夫です。コードを一発で完璧に出させようとせず、対話しながら仕上げるつもりで使うとうまくいきます。
書いたコードが思い通りに動かないとき、コードと「どうなってほしいか」を伝えて原因を探ってもらえます。初心者がハマりがちなミスを、丁寧に説明してくれます。
次のCSSを書いたのに、要素が中央に来ません。原因を教えてください。
--- CSS ---
.box {
width: 300px;
margin: auto;
text-align: center;
}
--- ここまで ---
状況:.box は横方向に中央寄せしたいが、左に寄ったままです。
親要素の状況も含めて、考えられる原因と直し方を初心者向けに説明してください。デバッグの相談では、実際のコードと、期待する結果、今起きている現象の3点をセットで伝えるのがコツです。情報が多いほど、的確な原因にたどり着けます。ただしAIの答えを鵜呑みにせず、必ず自分の環境で動かして確認すること。提案されたコードが常に正しいとは限りません。
コードを書いてもらえるのは便利ですが、生成されたコードには注意点もあります。そのまま使うのではなく、次の点を意識すると、トラブルを避けられます。
| 注意点 | なぜ注意が必要か |
|---|---|
| 古い書き方が混じることがある | 学習データの時期により、非推奨の書き方が出る場合がある |
| 自分の環境で動くとは限らない | 既存のCSSやライブラリと衝突することがある |
| セキュリティへの配慮が甘い場合がある | 特にフォームや通信を扱うコードは要確認 |
| 意味を理解せず使うと保守できない | 後から直せなくなり、逆に時間がかかる |
大切なのは、コードを写経しながら「何をしているか」を理解することです。「各行にコメントを付けて」と頼めば、学びながら使えます。AIはコードを書く速さを上げてくれますが、最終的にそのコードに責任を持つのは自分だという意識を忘れないようにしましょう。
ここまで用途別のプロンプトを見てきましたが、どの用途にも共通する「精度を上げるコツ」があります。この考え方を押さえると、自分でプロンプトを組み立てられるようになります。
| コツ | 具体的にどうするか | 効果 |
|---|---|---|
| 役割を与える | 「あなたは初心者向けの先生です」など立場を指定 | 説明の粒度・トーンが安定する |
| 条件を分けて書く | テーマ・条件・出力形式を箇条書きで区切る | 指示の抜け漏れが減る |
| 出力形式を指定 | 「表で」「箇条書きで」「300字で」と明示 | 使いやすい形で返ってくる |
| 前提を伝える | 「私は初心者」「業務で使う」など背景を共有 | 的外れな回答が減る |
| わからない時の対応を指定 | 「不明なら推測せず正直に」と明示 | ハルシネーションを抑えられる |
特に効果が大きいのは、「わからないときは推測せず正直に書いて」と毎回添えることです。生成AIは「それらしい答え」を作るのが得意なあまり、知らないことも自信ありげに答えてしまう性質があります。この一文があるだけで、誤った情報を掴むリスクをかなり下げられます。
一発で完璧な答えが出なくても、がっかりする必要はありません。Geminiは対話を重ねながら結果を良くしていけます。「もっと短く」「初心者向けに」「この部分だけ詳しく」と追加で指示すれば、少しずつ理想に近づきます。
良いプロンプトは資産になります。うまくいった指示文はメモしておき、次回から少し直して使うと、毎回ゼロから考えずに済みます。
プロンプトがうまくいかないときは、多くの場合、原因ははっきりしています。初心者に多い失敗と、その直し方をまとめました。心当たりがないか確認してみてください。
| よくある失敗 | 何が起きるか | 直し方 |
|---|---|---|
| 指示が曖昧・短すぎる | 的外れな回答が返る | テーマ・条件・形式を具体的に書く |
| 一度に多くを詰め込む | 指示の一部が無視される | 目的を分けて、順番に依頼する |
| 出力の形を指定しない | 毎回バラバラな形で返る | 「表で」「300字で」と型を決める |
| 前提を伝えない | レベルの合わない回答になる | 「初心者向けに」など背景を共有 |
| 一発で完璧を求める | 諦めてしまう | 対話で少しずつ直していく |
最も多いのが、1行目の「指示が曖昧」です。「◯◯について教えて」だけでは、AIも何を答えればいいか分かりません。「誰に向けて・何を・どんな形で」を意識するだけで、回答の質は大きく変わります。うまくいかないと感じたら、まずは指示が具体的かどうかを見直してみましょう。
便利なGeminiですが、安心して使い続けるために、必ず押さえておきたい注意点があります。特に情報の裏取り・ハルシネーション・機密情報の扱いの3つは、初心者ほど気をつけてほしいポイントです。
検索連携があるとはいえ、Geminiの回答が常に正確とは限りません。特に数値・日付・固有名詞・法律や契約に関わる内容は、必ず公式サイトや一次情報で自分の目で確認してください。「AIがそう言っていた」は、根拠にはなりません。
生成AIは、事実でないことを、あたかも本当のように答えてしまうことがあります。これをハルシネーションと呼びます。存在しない書籍名やURL、実際とは違う数字などが典型例です。前述の「わからないなら正直に」という指示や、根拠を引用させる指示で、ある程度は抑えられますが、ゼロにはできません。重要な用途では、人間の確認を前提に使いましょう。
これは非常に重要な注意点です。パスワードやAPIキー、顧客の個人情報、社外秘の資料などを、そのまま入力するのは避けてください。入力した内容がどう扱われるかはサービスの規約次第であり、情報漏えいのリスクがゼロとは言い切れません。
「便利だから」と機密情報を安易に貼り付けてしまうと、取り返しのつかない事態になりかねません。業務で使う場合は、必ず勤務先のルールを確認してから利用しましょう。
ここまで注意点を挙げてきましたが、これらは「Geminiが危険だから使うな」という意味ではありません。むしろ、正しく理解して使えば、生成AIは非常に頼れる道具です。大切なのは、AIを「なんでも正しく答えてくれる魔法の箱」ではなく、「優秀だけれど、たまに間違える有能なアシスタント」として捉えることです。
有能なアシスタントに仕事を任せるとき、私たちは丸投げせず、出てきた成果物を確認し、必要なら修正を指示します。AIとの付き合い方もこれと同じです。下ごしらえや草案づくりは任せ、最終的な判断と責任は自分が持つ。この役割分担さえ守れば、Geminiは日々の仕事や学習を力強く後押ししてくれます。使うことを恐れる必要はありません。正しく理解して、どんどん活用していきましょう。
Geminiには、テーマを深く掘り下げて情報を集め、レポート形式でまとめるDeep Research(詳細調査)という機能があります。通常の質問よりも時間をかけて、複数の情報源を横断的に調べてくれるのが特徴です。利用できる範囲やプランは変わることがあるため、詳細は公式情報を確認してください。
一問一答では足りない、腰を据えた調べものに向いています。たとえば次のような場面です。
ただし、Deep Researchの結果もあくまで下調べであり、事実確認は必須です。たくさんの情報がまとまって出てくると、つい正確だと思い込みがちですが、重要な数値や主張は、必ず出てきた情報源をたどって確認しましょう。
詳細調査を頼むときも、基本の考え方は通常のリサーチと同じです。「何を・どんな観点で・どんな形でまとめてほしいか」を具体的に伝えるほど、使える結果になります。たとえば「◯◯について調べて」だけでなく、「◯◯について、メリット・デメリット・向いている人の3つの観点で、初心者にも分かるようにまとめて。参考にした情報源も一覧で示して」のように、調べる切り口と出力の形、そして出典の提示までをセットで指定すると、後から検証しやすいレポートになります。
時間をかけて調べてくれる機能だからこそ、最初の指示を丁寧に書くことが、質の高い結果への近道です。急いでいるときほど、指示を雑にせず、調べたい観点をきちんと言葉にしてから依頼しましょう。
Geminiの大きな魅力が、Googleの各種サービスと地続きで使える点です。ドキュメント・スプレッドシート・スライド・Gmailといった、多くの人が日常的に使うツールと組み合わせることで、作業がぐっとスムーズになります。連携の範囲や方法は変わることがあるため、ここでは考え方を中心に紹介します。
| サービス | 組み合わせると便利な使い方 |
|---|---|
| ドキュメント | 構成案や下書きを作り、そのまま文章を書き進める |
| スプレッドシート | 数式を相談し、データ整形や集計に活かす |
| スライド | 構成案を作り、資料づくりの土台にする |
| Gmail | メールの下書きや返信文のたたき台を作る |
ポイントは、「AIに全部やらせる」のではなく「下ごしらえを任せる」という発想です。構成案や下書き、数式の提案までをGeminiに任せ、最終的な仕上げと判断は自分で行う。この役割分担が、生成AIをうまく使いこなす最大のコツです。
Googleサービスとの連携で特に効果を感じやすいのは、作業の「入口」の部分です。何かを始めるとき、白紙の状態から考えるのが一番エネルギーを使います。メールなら「どう書き出そう」、資料なら「どんな構成にしよう」、スプレッドシートなら「どの関数を使えばいいんだろう」——この最初の一歩を、Geminiが肩代わりしてくれます。
もうひとつ効くのが、地味で面倒な下ごしらえです。長い文章から必要な情報を抜き出す、データの表記ゆれをそろえる、複数の情報を表に整理する。こうした「時間はかかるが頭はそれほど使わない」作業こそ、AIに任せる価値があります。面倒な下ごしらえをAIに任せ、人間は判断や仕上げに集中する。この分業ができると、同じ時間でこなせる仕事の量が変わってきます。
日常的な質問への回答や、文章の作成・要約、画像の読み取りといった基本的な使い方は、無料の範囲でも十分に試せます。一方で、非常に長い資料を扱う場合や、より高性能なモデル・高度な機能を使いたい場合は、制限にかかったり有料版が必要になったりすることがあります。無料・有料の範囲や価格は変更されやすいため、まずは無料で試し、必要になったら公式の最新情報を確認して有料版を検討するのがおすすめです。
Geminiは検索と連携できるため、比較的新しい情報を扱えますが、その内容が常に正確とは限りません。古い情報を掴んでいたり、事実と異なる内容を返したりすることもあります。特に数値・日付・固有名詞・料金などは、必ず公式サイトなどの一次情報で確認してください。AIの回答は「下調べのたたき台」と捉え、最終的な事実確認は自分で行うのが安全です。
エラー画面、Webサイトのスクショ、手書きメモ、写真に写った表など、さまざまな画像を読み取れます。ただし、文字が小さくつぶれている、手書きが極端に読みにくい、といった画像では読み取りが不正確になることがあります。特に数字を読ませる場合は、起こした結果を元の画像と必ず突き合わせましょう。また、個人情報や機密情報が写り込んだ画像を読ませるのは避けてください。
基本の考え方は「下ごしらえを任せる」ことです。たとえば、ドキュメントに書く文章の構成案や下書きを作らせる、スプレッドシートで使う数式を相談する、スライドの構成案を作らせる、Gmailの返信文のたたき台を作らせる、といった使い方が便利です。連携できる機能や範囲は変わることがあるので、具体的な操作は公式のヘルプを確認してください。
どちらも優秀で、できることの多くは重なっています。そのうえで、最新情報のリサーチやGoogleサービスと絡む作業ではGeminiが力を発揮しやすく、腰を据えた文章生成や対話の自然さではChatGPTも非常に強い、という傾向があります。実務では「両方使って、良いほうを採用する」という人も多いです。ツールの優劣で選ぶより、今やりたいことに向いているほうを選ぶのがおすすめです。
日常的な文章の作成・要約・翻訳といった用途では、実用に十分な日本語で応えてくれます。ただし、専門的な文章や微妙なニュアンスが求められる場面では、不自然な表現が混じることもあります。「もっと自然に」「この言い回しを変えて」と対話で直していけば、精度は高められます。生成された文章は、公開・送信の前に必ず自分で読み返して確認しましょう。
パスワード・APIキー・顧客の個人情報・社外秘の資料などを、そのまま入力するのは避けてください。入力内容がどう扱われるかはサービスの規約次第であり、情報漏えいのリスクがゼロとは言い切れません。個人情報はダミーに置き換える、機密資料は会社のルールを確認する、といった対応を徹底しましょう。業務利用の場合は、勤務先の生成AI利用ルールを必ず確認してください。
一発で完璧な答えを求めず、対話で育てていくのがコツです。「もっと短く」「初心者向けに」「例を3つ」「この部分だけ詳しく」と追加で指示すれば、少しずつ理想に近づきます。また、最初のプロンプトで「役割・条件・出力形式・前提」をきちんと書くと、初回の精度が上がります。うまくいったプロンプトは保存して、次回から少し直して使い回すのがおすすめです。
使えます。エラー画面のスクショを読ませて原因を相談する、専門用語をやさしく説明させる、理解度チェックのクイズを作らせる、動かないコードのデバッグを手伝ってもらう、といった使い方が効果的です。ただし、AIの説明やコードが常に正しいとは限りません。必ず自分の環境で動かして確認し、「なぜそうなるのか」を理解しながら進めることが、確かな上達につながります。
長ければ良いというわけではありませんが、「テーマ・条件・出力形式・前提」といった必要な要素が入っている分には、ある程度長くても問題ありません。むしろ、短すぎて情報が足りないほうが、的外れな回答につながりやすいです。大切なのは長さではなく、指示が具体的で、伝えるべきことが漏れていないかどうかです。だらだらと同じことを繰り返すのは逆効果なので、必要な情報を整理して、箇条書きなどで分かりやすく書くのがコツです。
生成AIは、毎回まったく同じ答えを返すわけではなく、少しずつ違う表現や内容で応答する性質があります。これは不具合ではなく、AIの仕組み上ある程度は自然なことです。そのため、重要な用途では、一度の回答を鵜呑みにせず、何度か聞いてみて共通している部分を採用したり、根拠を確認したりするのがおすすめです。逆に、アイデア出しのように「いろいろな案がほしい」場面では、この性質がむしろ役立ちます。
この記事では、Geminiのすごいプロンプト活用術を用途別に紹介しました。最新情報のリサーチ、画像やスクショの読み取り、PDF・資料の要約、表・スプレッドシートの作成、ドキュメントの下書き、スライドの構成案、学習・翻訳、Web制作での相談まで、Geminiは幅広い場面で「下ごしらえの相棒」として活躍します。特に、Google検索との連携と、画像・PDFを読ませるマルチモーダル性能は、Geminiならではの強みです。プロンプトは「役割・条件・出力形式・前提」を分けて書くと精度が上がり、うまくいかないときは対話で育てていけば、少しずつ理想の結果に近づきます。そして何より、出力の裏取りと機密情報への配慮を忘れないこと。この2つを守れば、Geminiは日々の仕事や学習を力強く支えてくれるはずです。
・強みを活かす:検索連携の最新リサーチと、画像・PDFの読み取りがGeminiの真骨頂
・プロンプトは分けて書く:役割・条件・出力形式・前提を指定し、対話で育てる
・裏取りと機密配慮:数値や固有名詞は一次情報で確認し、機密情報は入力しない
「プロンプトは使えるようになったけれど、AIを使いこなす土台となるIT・Webの知識も身につけたい」——そう感じたら、WithCodeで基礎から手を動かして学ぶのが一番の近道です。仕組みが分かれば、生成AIをただ使うだけでなく、仕事や制作に本当の意味で活かせるようになります。

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