WithCodeMedia-1-pc
WithCodeMedia-2-pc
WithCodeMedia-3-pc
WithCodeMedia-4-pc
previous arrowprevious arrow
next arrownext arrow

WithCodeMedia-1-sp
WithCodeMedia-2-sp
WithCodeMedia-3-sp
WithCodeMedia-4-sp
previous arrowprevious arrow
next arrownext arrow

モックアップへ画像はめ込む方法【position: absolute;】

Web制作において、パソコンやスマートフォンなどのモックアップ画像にWebサイト画面の画像をはめ込んで表示したいと思ったことはありませんか?

モックアップに画像をはめ込むためには、CSSのposition: absolute;を使用することで実現できます。

本記事では、CSSのposition: absolute;を使用して画像の位置を指定する方法について説明します。

目次

position: absolute;とは?

position: absolute とは、要素を通常の文書フローから取り出し、最も近い位置指定された親要素を基準に配置する CSS プロパティの値です。
参照:mdn web docs

position: absolute;を使用するメリット

position: absolute;を使用するメリットは以下の通りです。

クロスブラウザ互換性
長年サポートされている機能で、ほぼすべてのブラウザで一貫して動作。

精密な配置
モックアップ内の任意の位置に画像を正確に配置することが可能。ピクセルやパーセンテージで細かく調整できる。

レイヤー管理
z-indexと組み合わせて、複数画像の重なり順を簡単に制御できる。

他要素への影響最小化
通常のドキュメントフローから外れるため、既存レイアウトを崩さず新要素を追加可能。

アニメーションとの相性:
CSSやJavaScriptで絶対配置要素を容易に動かせる。

レスポンシブ対応
パーセンテージやビューポート単位(vw, vh)で相対的位置を維持できる。

複雑なレイアウト
グリッドやフレックスボックスでは難しい自由度の高いレイアウトを実現。

これらのメリットを活かすことでモックアップへの画像は、はめ込みだけでなく、様々なデザインの課題に柔軟に対応することができます。ただし、レスポンシブデザインを考慮する場合、異なる画面サイズでの見た目を慎重にテストする必要があります。デバイスに応じて、適切なサイズ設定を心がけることが重要です。

レスポンシブ対応についてはこちらの記事をご覧ください。

あわせて読みたい
実践ガイド!スマホ・タブレットに対応するレスポンシブデザイン作成方法 【レスポンシブデザインとは?】 レスポンシブデザインとは、WebページがPC、スマートフォン、タブレットなど異なるデバイスの画面サイズに応じて、自動的に最適なレイ...

実装手順

基本的な実装手順は、以下の通りです。

  1. モックアップ画像を含むコンテナにposition: relative;を設定します。
  2. はめ込む画像にposition: absolute;を適用します。
  3. top、left、width、heightプロパティを使用して、画像の位置とサイズを調整します。

実際のコードを見ていきましょう。

1. HTML構造

以下のようなHTML構造を作成します。

<div class="mockup-container">
  <img src="path/to/mockup.jpg" alt="Mockup" class="mockup-image">
  <img src="path/to/image1.jpg" class="overlay-image image1" alt="Image 1">
  <img src="path/to/image2.jpg" class="overlay-image image2" alt="Image 2">
</div>

2. CSS設定

次に、以下のようなCSSを適用します。

.mockup-container {
  position: relative;
  width: 100%;
  max-width: 1200px; /* モックアップの最大幅 */
  margin: 0 auto;
}

.mockup-image {
  width: 100%;
  height: auto;
  display: block;
}

.overlay-image {
  position: absolute;
  object-fit: cover;
}

.image1 {
  top: 10%; /* モックアップの高さに対する割合 */
  left: 5%; /* モックアップの幅に対する割合 */
  width: 25%; /* モックアップの幅に対する割合 */
  height: auto; /* アスペクト比を維持 */
}

.image2 {
  top: 50%;
  left: 60%;
  width: 20%;
  height: auto;
}
解説

.mockup-container
position: relative;: 子要素の絶対位置指定の基準点となります。
width: 100%;max-width: 1200px;: レスポンシブデザインに対応しつつ、最大幅を制限します。

.mockup-image
モックアップ画像自体のスタイリングです。
width: 100%;でコンテナいっぱいに広がります。

.overlay-image
position: absolute;: 親要素(.mockup-container)を基準に配置します。
object-fit: cover;: 画像がはみ出さないようにしつつ、指定したサイズにフィットさせます。

.image1, .image2
top, left: モックアップ内での位置を指定します。パーセンテージを使用することで、モックアップのサイズが変わっても相対的な位置を維持できます。
width: 画像の幅をモックアップに対する割合で指定します。

注意点

1. モックアップ画像の比率が変わると、はめ込んだ画像の位置も変わる可能性があります。必要に応じて微調整してください。

2. 多数の画像をはめ込む場合は、管理が複雑になる可能性があります。そのような場合は、JavaScriptを使用して動的に配置する方法も検討してください。

その他の実現方法

position: absolute;を使用する方法以外にも、モックアップへの画像はめ込みを実現する方法がいくつかあります。それぞれの方法には長所と短所があり、プロジェクトの要件に応じて最適な方法を選択することが重要です。

1. CSSグリッドを使用する方法

CSSグリッドを使用すると、モックアップを格子状に分割し、その中に画像を配置することができます。

特徴

  • 複雑なレイアウトを簡単に作成できる
  • レスポンシブデザインに適している
  • コードの可読性が高い
  • IE11以前のブラウザではサポートされていない
  • 細かい位置調整が難しい場合がある

実装例

<div class="mockup-container">
  <img src="path/to/mockup.jpg" alt="Mockup" class="mockup-image">
  <img src="path/to/image1.jpg" class="overlay-image image1" alt="Image 1">
  <img src="path/to/image2.jpg" class="overlay-image image2" alt="Image 2">
</div>
.mockup-container {
  display: grid;
  grid-template-columns: repeat(12, 1fr);
  grid-template-rows: repeat(12, 1fr);
  position: relative;
}

.mockup-image {
  grid-column: 1 / -1;
  grid-row: 1 / -1;
  width: 100%;
  height: 100%;
  object-fit: cover;
}

.image1 {
  grid-column: 2 / span 3;
  grid-row: 3 / span 2;
  z-index: 1;
}

.image2 {
  grid-column: 8 / span 4;
  grid-row: 7 / span 3;
  z-index: 1;
}
主要なポイントの解説

.mockup-container
display: grid; でグリッドレイアウトを設定
・12×12のグリッドを作成し、柔軟なレイアウトを可能に

.mockup-image
grid-column: 1 / -1;grid-row: 1 / -1;でグリッド全体に広がるように設定
object-fit: cover; で画像比率を保持しつつ領域を埋める

.image1, .image2
grid-columngrid-row で位置とサイズを指定
z-index: 1; でモックアップ画像の上に表示

2. Flexboxを使用する方法

Flexboxを使用すると、一次元のレイアウトを柔軟に作成できます。モックアップ内の特定の領域に画像を配置する場合に適しています。

特徴

  • 直感的なレイアウト制御
  • 垂直方向の中央揃えが容易
  • ブラウザのサポートが広い
  • 二次元のレイアウトには適していない
  • 複雑なグリッドレイアウトの作成が難しい

実装例

<div class="mockup-container">
  <img src="path/to/mockup.jpg" alt="Mockup" class="mockup-image">
  <div class="overlay-container">
    <img src="path/to/image1.jpg" class="overlay-image image1" alt="Image 1">
    <img src="path/to/image2.jpg" class="overlay-image image2" alt="Image 2">
  </div>
</div>
.mockup-container {
  position: relative;
}

.mockup-image {
  width: 100%;
  height: auto;
}

.overlay-container {
  position: absolute;
  top: 0;
  left: 0;
  width: 100%;
  height: 100%;
  display: flex;
  flex-wrap: wrap;
}

.image1 {
  width: 25%;
  margin: 10% 0 0 5%;
}

.image2 {
  width: 20%;
  margin: auto 5% 10% auto;
}
主要なポイントの解説

.mockup-container
position: relative; で子要素の配置基準を設定

.overlay-container
position: absolute; でモックアップ画像に重ねる
display: flex;flex-wrap: wrap; で柔軟なレイアウトを実現

.image1, .image2
widthmargin を使用して、サイズと位置を制御
・例:margin: auto 5% 10% auto; で右下に配置

3. SVGを使用する方法

SVGを使用すると、ベクターグラフィックスの特性を活かして、高精度で拡張性の高い画像はめ込みを実現できます。

特徴

  • 任意のサイズに拡大縮小しても品質が劣化しない
  • 複雑な形状の画像にも対応可能
  • アニメーションや相互作用の追加が容易
  • SVGの知識が必要

実装例

<svg width="100%" height="100%" viewBox="0 0 1200 800">
  <image href="path/to/mockup.jpg" width="1200" height="800" />
  <image href="path/to/image1.jpg" x="50" y="100" width="300" height="200" />
  <image href="path/to/image2.jpg" x="700" y="400" width="250" height="150" />
</svg>
主要なポイントの解説

SVG要素
width="100%" height="100%": SVGをコンテナに合わせる
viewBox="0 0 1200 800": SVG内の座標系を定義

image要素
・モックアップ画像と挿入する画像それぞれに使用
href属性で画像ファイルを指定
x, y属性で位置を、width, height属性でサイズを指定

方法の選択

モックアップへの画像はめ込み方法を選択する際は、以下の点を考慮してください。

  1. プロジェクトの要件(レスポンシブ対応の必要性、ブラウザサポートなど)
  2. チームのスキルセット
  3. パフォーマンスの要求
  4. 保守性と拡張性
  5. デザインの複雑さ

それぞれの方法には長所と短所があるため、プロジェクトの状況に応じて最適な方法を選択することが重要です。場合によっては、これらの方法を組み合わせて使用することで、より柔軟で効果的な実装が可能になることもあります。

まとめ

今回は、モックアップ画像をCSSのposition: absolute;を使用した実装方法について解説しました。

この方法を使えば、モックアップ画像に対して柔軟に画像をはめ込むことができます。デザインの確認や、クライアントへのプレゼンテーション、さらにはレスポンシブなWeb制作のプロトタイピングにも活用できるでしょう。

WithCodeを体験できる初級コース公開中!

初級コース(¥49,800)が完全無料に!

  • 期間:1週間
  • 学習内容:
    ロードマップ/基礎知識/環境構築/HTML/CSS/LP・ポートフォリオ作成
    正しい学習方法で「確かな成長」を実感できるカリキュラム。

副業・フリーランスが主流になっている今こそ、自らのスキルで稼げる人材を目指してみませんか?

未経験でも心配することありません。初級コースを受講される方の大多数はプログラミング未経験です。まずは無料カウンセリングで、悩みや不安をお聞かせください!

この記事を書いた人

WithCode(ウィズコード)は「目指すなら稼げる人材」というコンセンプトを掲げ、累計300名以上の卒業生を輩出してきたプログラミングスクールです。Web制作・Webデザインに関する役立つ情報や有意義な情報を発信していきます。

– service –WithCodeの運営サービス

  • WithCode
    - ウィズコード -

    スクール

    「未経験」から
    現場で通用する
    スキルを身に付けよう!

    詳細はこちら
  • WithFree
    - ウィズフリ -

    実案件サポート

    制作会社のサポート下で
    実務経験を積んでいこう!

    詳細はこちら
  • WithCareer
    - ウィズキャリ -

    就転職サポート

    大手エージェントのサポート下で
    キャリアアップを目指そう!

    詳細はこちら

公式サイト より
今すぐ
無料カウンセリング
予約!

目次