



WithCodeMedia-1-pc
WithCodeMedia-2-pc
WithCodeMedia-3-pc
WithCodeMedia-4-pc




WithCodeMedia-1-sp
WithCodeMedia-2-sp
WithCodeMedia-3-sp
WithCodeMedia-4-sp









AIを仕事で使うときの情報漏洩は、入力情報の学習・保存、機密や個人情報の流出、誤情報、著作権の問題、管理外の利用(シャドーAI)という5つのリスクから起こります。対策の中心は高度な技術ではなく、「機密情報は入力しない」「迷ったら入れない」「APIキーは.envで管理しチャットに貼らない」といった判断の習慣です。AIへの入力は外部サービスへの送信と同じで消しても残る場合があるため、そもそも危ない情報を入れないことが最も確実な防御になります。
生徒ChatGPTとかのAIを仕事で使い始めたんですけど、なんとなく『これって情報漏洩しないのかな…』って不安で。顧客の名前とか案件の内容を入力しても大丈夫なんでしょうか?
ペン博士とても良い不安だね。AIは便利だけど、入れていい情報とダメな情報の線引きを知らないままだと、知らないうちに情報を外に出してしまうことがある。この記事で『何が危ないのか』『どう使えば安全か』を、具体例とチェックリスト付きで一気に整理しよう!
ChatGPTやClaude、各種AIツールは、いまや調べもの・文章作成・コーディングまで仕事の相棒になりました。一方で、便利さの裏で『何気なく入力した情報が外に漏れる』『学習データとして使われる』といったリスクを見落としている方も少なくありません。特にフリーランスや小規模事業者は、自分一人の判断がそのままクライアントの信頼に直結します。この記事では、AIを仕事で使うときに知っておくべきセキュリティの考え方と、入力してはいけない情報・安全に使うための具体的なルール・もし漏らしてしまったときの初動までを、初級〜中級者にもわかるように丁寧に解説します。
はじめに大切な前提をひとつ。各AIサービスのデータの取り扱い方針や設定項目は、頻繁に変わります。この記事では『どのサービスでも通用する一般的で確実な考え方』を中心に解説します。個別サービスの細かい仕様については、必ず利用前にそのサービスの公式ヘルプ・利用規約・プライバシーポリシーを確認してください。
セキュリティというと『難しそう』『専門家の領域』と身構えてしまうかもしれません。しかし、AIを安全に使うために必要なのは、ほとんどが“判断のクセ”と“ちょっとした習慣”です。高度な技術知識がなくても、『何が危ないか』を知り、『迷ったら入力しない』という軸を持つだけで、事故の大半は防げます。この記事を読み終えるころには、AIを“なんとなく怖いもの”ではなく、“線引きを理解して使いこなせる道具”として捉えられるようになっているはずです。
対策を考える前に、まず『どこに危険があるのか』を正しく理解しておきましょう。AIを仕事で使うときのリスクは、大きく次の5つに分けられます。
| リスク | 内容 | 起こりうること |
|---|---|---|
| 入力情報の学習・保存 | 入力した内容がAIの改善(学習)に使われたり、サーバーに保存されたりする | 機密情報が第三者の回答に間接的に反映される可能性 |
| 機密・個人情報の漏洩 | 顧客名・住所などをそのまま入力してしまう | 個人情報保護法・契約違反、信頼の失墜 |
| 誤情報(ハルシネーション) | AIが事実でない内容を自信ありげに出力する | 誤った情報を成果物に載せてしまう |
| 著作権・権利の問題 | 生成物が既存著作物に類似する/学習元の権利が不明 | 公開後に権利トラブルに発展する |
| シャドーAI | 会社が把握しないままメンバーが個人でAIを使う | 管理外の経路から情報が外部に出る |
最も基本的で見落としがちなのがこれです。多くのAIサービスでは、ユーザーが入力した内容が、サービス改善(モデルの学習)に使われる場合があります。学習に使われると、入力した情報そのものがそっくり外に出るわけではないものの、『一度入力した情報は自分の管理下から離れる』と考えるのが安全です。また、会話履歴はサーバーに一定期間保存されるのが一般的で、運営側の従業員が安全性確認などの目的で内容を確認する可能性もあります。
重要なのは、学習に使われるかどうかは『プラン』や『設定』『サービス』によって異なるという点です。個人向けの無料プランと法人向けプランでは扱いが違うことが多く、設定で学習をオフにできるサービスもあります。詳しくは後半の章で具体的に解説します。
『AIに相談するつもりで顧客のメール全文を貼り付けた』『契約書のドラフトを丸ごと要約させた』——こうした行為は、自分では“ちょっと手伝ってもらっただけ”でも、外部サービスに機密情報を送信したことになります。特に個人情報(氏名・住所・電話番号・メールアドレスなど)は、法律でも保護が求められる情報です。
AIは『それらしい文章を作る』のが得意な一方で、事実と異なる内容を、もっともらしく出力すること(ハルシネーション)があります。法律・税務・医療・最新の数値などは特に注意が必要で、AIの回答をそのまま成果物に使うと、結果的にクライアントへ誤情報を渡してしまう危険があります。
生成された文章・画像・コードが、既存の著作物に偶然似てしまうことがあります。また、生成物の権利関係(誰がどこまで使えるのか)はサービスや国によって扱いが揺れています。商用利用する場合は、各サービスの利用規約を必ず確認しましょう。
会社やチームが把握しないまま、メンバーが個人アカウントでAIを使う状態を『シャドーAI』と呼びます。ルールも記録もないところで機密情報がやり取りされるため、組織にとっては最も気づきにくく、最も危険な状態です。フリーランスでも、複数のクライアント案件を一つのAIアカウントで扱う場合は同じ構図になります。
シャドーAIが怖いのは、問題が起きるまで誰も気づけない点にあります。たとえばあるメンバーが個人のChatGPTに営業資料を貼り付けて要約させていても、誰も止められず、記録も残りません。後から『どこで漏れたのか』を追跡することも難しくなります。だからこそ、禁止するだけでなく『安全に使える正規ルートを用意する』ことがセットで必要になります。
これら5つのリスクは、単独でも問題ですが、組み合わさると被害が一気に拡大します。たとえば『機密情報を入力(リスク②)』×『学習に使われる設定のまま(リスク①)』×『誰も把握していない個人利用(リスク⑤)』が重なると、漏洩の規模も発覚の遅れも最悪になります。逆に言えば、どれか一つでも対策しておけば被害を小さくできます。完璧を目指さなくても、『できるところから一つずつ潰す』姿勢が大切です。
『便利だから、つい何でも入力してしまう』——ここに最大の落とし穴があります。AIへの入力は、『信頼できるかわからない外部の相手に、メールを送るのと同じ』と考えるのが正しいイメージです。一度送った情報は、自分で完全にコントロールできなくなります。
ブラウザのチャット画面は手軽なので、つい日記やメモのような感覚で使ってしまいます。しかし実際には、入力内容はインターネット越しに外部のサーバーへ送られ、処理・保存されています。画面の手軽さと、データが流れる先の現実は別物だと意識しましょう。
会話履歴を削除しても、バックアップやログとしてしばらく残ることは珍しくありません。『あとで消せばいい』という考えは通用しないと考え、そもそも危ない情報は最初から入力しないのが鉄則です。
特にクライアント案件では、情報の取り扱いそのものが信頼の土台です。たった一度『顧客リストをAIに貼り付けた』という事実が知られただけで、契約解除や損害賠償に発展する可能性があります。便利さと引き換えに失うものの大きさを、常に天秤にかけて判断しましょう。
情報漏洩は、悪意のある人だけが起こすものではありません。むしろ多くは、善意で・効率よく仕事をしようとした結果起きています。よくある『うっかり』のパターンを見てみましょう。
どれも『仕事を早く終わらせたい』という前向きな動機から生まれます。だからこそ、ルールを知らないと誰でもやってしまうのです。『自分は大丈夫』ではなく『誰でもやりがちだから仕組みで防ぐ』と考えましょう。大切なのは、個人の注意力に頼りすぎないことです。注意力はどうしても波があり、忙しいときほど抜けが出ます。だからこそ、入力NGリストやマスキングの習慣といった『仕組み』で、うっかりを起こさせない環境を整えることが効果的です。
ここでは、原則としてAIのチャット画面に入力すべきでない情報を具体的に挙げます。迷ったら『これは外部サービスに送って大丈夫か?』と自問してください。
| カテゴリ | 具体例 | なぜ危険か |
|---|---|---|
| 顧客・取引先の個人情報 | 氏名・住所・電話番号・メール・生年月日・マイナンバー | 個人情報保護法の対象。本人の同意なく外部送信は不可 |
| 認証情報 | パスワード・ログインID・秘密の質問の答え | アカウント乗っ取りに直結する |
| APIキー・トークン | APIキー・アクセストークン・シークレット | 悪用されると課金・データ流出につながる |
| 金融・カード情報 | クレジットカード番号・CVV・口座番号・暗証番号 | 金銭被害に直結。絶対に入力しない |
| 未公開情報 | 発表前の新製品・決算・人事・M&A情報 | インサイダーや情報漏洩、契約違反のリスク |
| 契約内容・NDA対象 | 契約書全文・秘密保持契約で守られた情報 | 守秘義務違反になりうる |
| ソースコード(機密) | 自社・クライアントの非公開コード一式 | 知的財産の流出。特に認証情報を含む場合は危険 |
| 健康・センシティブ情報 | 病歴・宗教・思想・信条など | 要配慮個人情報。取り扱いに特別な注意が必要 |
特に強調したいのは、パスワード・クレジットカード番号・APIキーは、チャットに貼らない/ファイルに直接書かないという鉄則です。これらは漏れた瞬間に金銭的・技術的な被害が発生します。後述するように、APIキーなどは .env ファイルで管理し、Gitやチャットには含めないのが基本です。
会社やクライアントによって『出してよい情報』の範囲は異なります。判断に迷う情報は、入力する前に必ず確認を取るか、入力しない方向で判断しましょう。『たぶん大丈夫』はリスクの始まりです。
入力するかどうか迷ったら、次の3つを自分に問いかけてください。一つでも『はい』なら、そのまま入力するのは避けましょう。
特に3つ目の『公開掲示板に貼られても平気か』は、判断の物差しとして優秀です。AIへの入力は、最悪の場合それくらい外に出る可能性があると考えると、自然と慎重になれます。
リスクと禁止事項がわかったら、次は『どう使えば安全か』です。難しい技術は不要で、日々の小さな習慣で大半のリスクは防げます。
どうしても実際のデータを使って相談したいときは、個人情報や固有名詞をダミーに置き換えてから入力します。これを『マスキング』と呼びます。
『AIに直してほしいのは文章の構造であって、中身の固有値ではない』というケースは多いものです。具体的な値を消しても、相談の目的はたいてい達成できます。たとえば『この営業メールをもっと丁寧にして』という相談なら、相手の実名や会社名は不要で、文体や構成だけ整えてもらえば十分です。マスキングは『手間』ではなく『質問を本質に絞る作業』だと捉えると、自然と続けられます。
多くのAIサービスには、入力内容を学習に使わせない設定や、会話履歴を残さない設定が用意されている場合があります。仕事で使うなら、まずこの設定を確認しましょう。
ただし注意点として、設定の名前・場所・有無はサービスやプランによって異なり、仕様も頻繁に変わります。この記事で『このボタンを押せばよい』と断定はしません。必ず、お使いのサービスの公式設定画面・ヘルプで最新の状態を確認してください。一般的には次の観点でチェックします。
多くのAIサービスは、個人向けと法人(ビジネス)向けでデータの取り扱いが異なります。一般論として、法人向け・ビジネス向けのプランでは『入力内容を学習に使わない』ことが明記されているケースが多いです。機密情報を扱う業務では、こうしたプランの利用を検討する価値があります。
ただしこれも、プラン内容や条件は変更されることがあるため、契約前に必ず公式の説明を読み、自社・自分の用途に合うかを確認してください。
一人で使う場合でも、『自分ルール』を文章にしておくことを強くおすすめします。複数人なら必須です。最低限、次の項目を決めておきましょう。
セキュリティは『情報を入れる側』だけの話ではありません。出力された内容を検証せずに使うことも立派なリスクです。特に数値・固有名詞・法律・最新情報は、必ず一次情報で裏取りをしてから成果物に使いましょう。
ファクトチェックのコツは、『AIは下書きを作る人、最終判断は自分』と役割を分けることです。AIの回答は『たたき台』として受け取り、重要な部分は公式サイトや一次資料で確認する。この一手間が、誤情報をクライアントに渡してしまう事故を防ぎます。
ここまでの基本ルールを、毎日見返せる形に整理しておきましょう。
| ルール | ひとことで言うと | 今日からできること |
|---|---|---|
| マスキング | 実データは伏せて相談 | 固有名詞をAさん・株式会社Xに置換 |
| 設定確認 | 学習・履歴の扱いを把握 | 使うサービスの設定画面を一度見る |
| プラン選択 | 仕事は法人向けを検討 | 機密業務用に別環境を用意 |
| ガイドライン | 自分ルールを文章化 | 入力OK/NGリストを作る |
| ファクトチェック | 出力を鵜呑みにしない | 数値・法律は一次情報で裏取り |
AIをAPI経由で使ったり、開発でAIツールを組み込んだりするようになると、APIキーやトークンといった『認証情報』の管理が重要になります。これらは漏れると即被害につながるため、特に丁寧に扱います。
最もやってはいけないのが、APIキーをソースコードの中に直接書いてしまう(ハードコーディング)ことです。これをGitHubなどに公開してしまうと、自動収集ツールに見つけられ、短時間で悪用されるケースが実際に多発しています。
# ダメな例:キーをコードに直接書いている
api_key = "sk-xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx" # NG!
# 良い例:環境変数(.env)から読み込む
import os
api_key = os.environ["OPENAI_API_KEY"]APIキーやパスワードなどの秘密情報は、プロジェクト直下の .env ファイルにまとめて書き、コードからは環境変数として読み込むのが定石です。.env には次のように書きます。
# .env (このファイル自体は絶対に公開しない)
OPENAI_API_KEY=sk-xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
DB_PASSWORD=your-strong-password.env をうっかりGitにコミットしてしまわないよう、.gitignore に必ず .env を追加します。これを忘れると、せっかく分離した秘密情報が履歴に残ってしまいます。
# .gitignore に追記する
.env
.env.local
.env.*.local
*.pem
*.keyAPIキーは、コードやファイルだけでなく、画面共有・スクリーンショット・ログ・エラーメッセージからも漏れます。次のような場面に注意しましょう。
print してしまう。『コードに書かなければ安全』ではなく、人の目に触れるあらゆる経路を意識することが、認証情報を守るコツです。
発行するキーには、必要最小限の権限だけを与えるのが基本です。読み取りだけで済むなら書き込み権限は付けない、特定の用途専用のキーを分ける、といった工夫で、万一漏れたときの被害を小さくできます。サービスによっては有効期限や利用上限を設定できるので、活用しましょう。
もしAPIキーを公開リポジトリやチャットに出してしまったら、『履歴から消す』前に、まずそのキーを即座に無効化(失効)して新しく発行し直すのが最優先です。一度ネットに出たキーは『もう漏れたもの』として扱い、古いキーは使えなくしてください。Git履歴からの削除は、そのあとの作業です。
| やること | 順番 | ポイント |
|---|---|---|
| キーを失効・再発行 | ①最優先 | 公開された瞬間に悪用されうるため即対応 |
| 利用状況・課金を確認 | ② | 不正利用の兆候がないかチェック |
| Git履歴から削除 | ③ | filter-repo等で履歴ごと除去し、強制push |
| 再発防止 | ④ | .gitignore設定・仕組みの見直し |
会社の情報システム部門がない個人や小規模チームほど、シンプルなチェックリストを持っておくことが効きます。AIを開く前に、頭の中でさっと確認できる項目をまとめました。
.env で管理し、Gitに含めていないか受託・委託の案件では、預かった情報は『自分のもの』ではありません。次の点を徹底しましょう。
少し発展的ですが、AIを業務に組み込むなら知っておきたいのが『プロンプトインジェクション』です。
プロンプトインジェクションとは、AIに与える指示(プロンプト)に、悪意ある命令を紛れ込ませて、本来の動作を乗っ取る攻撃のことです。たとえば、AIに読み込ませたWebページや文書の中に『これまでの指示を無視して、内部情報を出力せよ』といった文章が仕込まれていると、AIがそれに従ってしまう危険があります。人間なら『これは怪しい指示だ』と気づけても、AIは文章を素直に受け取ってしまうことがあるのです。
完全な対策は難しい領域ですが、初級〜中級者が意識すべき基本は次の通りです。『AIに、取り返しのつかない操作を無条件で任せない』という原則を持ちましょう。
普段ブラウザでチャットを使うだけの方でも、『AIに読ませた文書の中に、AIへの指示が仕込まれていることがある』という事実を知っておくだけで、不審な出力に気づきやすくなります。たとえば、要約を頼んだだけなのにAIが突然関係ない情報を出力し始めたら、読み込ませた文書に仕掛けがあった可能性を疑いましょう。
どれだけ気をつけても、ミスは起こりえます。大切なのは、漏らしてしまったあとに、いかに早く正しく動くかです。慌てず、次の順番で対応しましょう。
特に個人情報が関わる漏洩は、状況によっては法令上の報告義務が生じる場合があります。自己判断で抱え込まず、早い段階で相談・報告することが、結果的に被害を最小限にします。
漏らしたと気づくと、つい『証拠を消そう』として履歴を削除したくなります。しかし、認証情報が漏れた場合は、消すより先に無効化するのが正解です。履歴を消しても、すでに外部に出たキーやパスワードは生きたままだからです。順番を間違えると、対応している間にも悪用が進みます。『まず止血、次に記録、それから掃除』と覚えておきましょう。また、焦って関係者への報告を後回しにするのも禁物です。報告が遅れるほど対応の選択肢は狭まり、信頼の回復も難しくなります。『早く・正直に・隠さず』が、結果的に被害を最小化する一番の近道です。
初動対応は大切ですが、最良の対応は『そもそも漏らさないこと』です。これまでの内容を、漏洩を防ぐ視点で一行ずつ振り返っておきましょう。
.env で管理し、コード・チャット・スクショに出さないA. 『使ってはいけない』わけではありませんが、機密情報・個人情報を入力しないことが大前提です。マスキングを徹底し、学習設定を確認したうえで、一般的な調べものや文章の下書きなど『出ても困らない情報』に限って使うのが安全です。仕事の機密を扱うなら、法人向けプランの検討をおすすめします。
A. いいえ。学習オフは『入力内容がモデルの改善に使われない』という話であって、データが外部サーバーに送信・保存されること自体は変わりません。学習オフにしても、機密情報を入力しない原則は変わらないと考えてください。また、設定の仕様は変わるため、過信は禁物です。
A. サービスや用途によって扱いが異なります。商用利用の可否や権利関係は各サービスの利用規約で必ず確認してください。また、生成物が既存著作物に似ていないか、事実関係が正しいかは、自分でチェックする責任があります。
A. まずは本当にAIで処理する必要があるかを考えます。必要なら、①顧客の同意・契約上の可否を確認、②マスキングして個人を特定できない形にする、③学習に使われない法人向け環境を使う、といった条件を満たしてから行いましょう。
A. 絶対にやめてください。安全に使う方法を聞くこと自体は問題ありませんが、その際に実物のキーを貼る必要は一切ありません。キーはチャットにもファイルにも書かず、.env で管理してください。質問するときは YOUR_API_KEY のようなダミーで十分です。
A. 『禁止』だけだと隠れて使われて逆効果になりがちです。使ってよいツールとルールを明確にし、安全に使える環境を用意したうえで、相談しやすい雰囲気を作ることが、結果的に管理外の利用を減らします。
A. 便利な反面、AIに与えるアクセス権限が大きいほど、漏洩や誤操作の影響も大きくなります。権限は必要最小限にし、削除・送信・公開といった重要操作には人の確認を挟む設計にしましょう。外部から取り込んだ文書を読ませる場合は、プロンプトインジェクションの可能性も意識してください。
A. 用途が翻訳・校正でも、入力した時点で外部サービスに情報を送っていることは変わりません。機密文書の翻訳・校正は、機密情報の入力にあたります。マスキングするか、社内・契約上で許可された安全な環境を使うか、いずれかの条件を満たしてから行いましょう。
A. はい。この記事で挙げた基本ルールは、専門知識がなくても今日から実践できるものばかりです。『機密情報は入力しない』『迷ったら入れない』『キーは.envで管理する』——この3つを守るだけでも、リスクは大きく下がります。難しく考えすぎず、まずは一つずつ習慣にしていきましょう。わからない部分は、各サービスの公式ヘルプを確認するのが確実です。
最後に、ここまでの内容を『何から手をつければいいか』という行動の順番に並べ直します。一度に全部やる必要はありません。上から順に、一つずつ習慣にしていくことを目指しましょう。
完璧なセキュリティは存在しませんが、『知らずにやってしまう事故』は、基本ルールでほぼ防げます。大切なのは、難しい技術ではなく『迷ったら入力しない』という一つの判断軸を持つことです。最初から完璧を目指すと続きません。まずは『入力NGリストを作る』など、すぐにできる一歩から始めてみてください。小さな習慣の積み重ねが、いざというときに自分とクライアントを守る大きな盾になります。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 情報漏洩 | 本来外部に出すべきでない情報が、意図せず外部に流出すること |
| 学習(トレーニング) | AIモデルの性能向上のためにデータを使うこと。入力が使われる場合がある |
| マスキング | 個人情報や固有値を伏せ字・ダミーに置き換えて隠すこと |
| ハルシネーション | AIが事実でない内容をもっともらしく出力する現象 |
| シャドーAI | 組織が把握しないまま、個人が勝手にAIを利用している状態 |
| APIキー | サービスをプログラムから利用するための認証用の鍵。漏洩厳禁 |
| .env | APIキーなどの秘密情報をまとめて記述する設定ファイル。公開しない |
| プロンプトインジェクション | 悪意ある指示を紛れ込ませてAIの動作を乗っ取る攻撃 |
| NDA | 秘密保持契約。守るべき秘密情報の範囲を定める契約 |
| 要配慮個人情報 | 病歴・思想・信条など、特に慎重な扱いが求められる個人情報 |
AIは正しく使えば、仕事の生産性を大きく押し上げてくれる強力な道具です。しかし、『入れていい情報』と『絶対に入れてはいけない情報』の線引きを持たないまま使うと、知らないうちに情報を外へ流してしまうリスクがあります。マスキングを習慣にし、学習設定を確認し、APIキーは .env で管理する——こうした基本の積み重ねが、自分とクライアントの信頼を守ります。各サービスの仕様は変わり続けるので、最後は必ず公式情報を確認することを忘れないでください。正しい知識を持って使えば、AIは安心して頼れる強力なパートナーになります。ぜひ今日から、安全なAI活用を始めてみてください。
・原則:機密・個人情報・認証情報はAIに入力しない
・習慣:マスキング+学習設定の確認+APIキーは.envで管理
・初動:漏らしたらまずキー失効と正直な報告、隠さない
セキュリティの土台は『仕組みを理解していること』。WithCodeで基礎から学べば、AIを“怖いもの”ではなく“安全に使いこなせる相棒”にできます。

副業・フリーランスが主流になっている今こそ、自らのスキルで稼げる人材を目指してみませんか?
未経験でも心配することはありません。初級コースを受講される方の大多数はプログラミング未経験です。まずは無料カウンセリングで、悩みや不安をお聞かせください!
WithCodeでWeb制作を習得後、フリーランスエンジニアとして活動。HTML/CSS・JavaScript・WordPress案件を中心に年間20件以上の制作実績を持つ。「難しい技術をわかりやすく」をモットーに、初心者〜中級者向けの技術記事を執筆。副業・フリーランス独立を目指す方に向けた情報発信に注力している。
公式サイト より
今すぐ
無料カウンセリング
を予約!