プログラミング言語の種類や特徴を選び方とともに解説

2024年1月16日

プログラミング言語とは

プログラミング言語とは、コンピュータに対して命令を伝えたり、タスクを実行させるためのコンピューター専用の言語です。人間が理解しやすい自然言語とは異なり、コンピュータが理解しやすい形式で記述されます。

プログラミング言語の定義

プログラミング言語は、コンピュータ上で動作するプログラムを作成するための文法や規則の集まりです。具体的なコマンドや構文を使って、コンピュータに対して具体的なタスクや処理を指示することができます。

プログラミング言語には、コンパイラ型とインタプリタ型の２種類があります。コンパイラ型言語は、人間が読めるコードをコンパイラを使用し、プログラム実行前に機械が読める言語（0と1のデータ群）に変換し、そのファイルを実行することでプログラムを実行します。代表的な言語としてC/C++/Goなどがあります。一方、インタプリタ型の言語は、人間が読めるコードを、プログラムを実行しながら、逐次機械が読める言語に少しずつ翻訳する言語です。代表的な言語としては、PHP/Pythonがあります。

コンパイラ型は、インタプリタを介さないため一般的に高速ですが、開発の際にコードを書き換える度に、コンパイル作業が必要になります。インタプリタ型は、一般的にコンパイラ型よりも速度に劣りますが、コードを記述すればすぐに実行に移すことができるという利点があります。

プログラミング言語でできること

プログラミング言語でできることは、Webサイトの構築・アプリケーション開発・電子機器の動作制御・AI/機械学習プログラムの開発になります。

Webサイトの構築

私たちがPC/スマートフォンを使い目にしているWebサイトの文字の大きさ・フォント・色、画像やバナーの設置場所といったデザインはHTML・CSSという言語で作成されています。また、Webサイトには、文字や画像が自動で動いたり、問い合わせフォームや決済機能などが搭載されているものもあり、それぞれの用途に合わせ様々な言語が使用されています。

アプリケーション開発

スマートフォンやWeb上で利用しているアプリケーションの開発にもプログラミングは使用されています。私たちが日常的に使用しているSNSや動画サイト、地図アプリなどがイメージしやすいのです。アプリケーション開発は、大きくフロントエンドとバックエンドにより成り立っています。フロントエンドは主にユーザーが直接触れる部分、つまりWebページやアプリケーションのインターフェースをさします。フロントエンドには、HTML・CSS・JavaScriptといった言語が使用されます。それに対してバックエンドとは、アプリケーションの裏側にあり、ユーザーからは見えないサーバーサイドのプログラムやデータベースの領域を指しています。バックエンドには、Python・Java・Ruby・PHPなどのプログラミング言語や、データベースを操作するSQLのスキルが求められます。

電子機器の動作制御

家電や車などに組み込まれている電子機器の動作制御にも用いられています。プログラミングにより、アナログ信号の処理やデジタル信号の制御が効率よく行えます。

また、他にも日々の業務効率化やAIの開発・ゲームの開発にもプログラミングは利用されています。これからプログラミングを学習する方は、自分が何をしたいのかを明確にし、それに最適な言語を学習しましょう。　

主要なプログラミング言語とその特徴

プログラミング言語は、コンピュータに対して具体的な指示を与え、プログラムを作成するための言語です。

主要なプログラミング言語には、以下のような特徴があります。

HTML・CSS

HTMLは、Webページの構造や内容を記述するための言語です。CSSは、Webページのデザインやスタイルを指定するための言語です。Webページを作成・デザインするために不可欠な言語として広く使用されています。

JavaScript

JavaScriptは、Webサイトのフロントエンドの開発や動的なWebページの作成に使用される言語です。クライアントサイドで実行され、ユーザーとの対話やデータの操作を行うことができます。

Python

Pythonは、汎用的なプログラミング言語であり、AIの開発やWebアプリケーションの開発、データの分析・解析など幅広い用途で利用されています。初心者にも扱いやすいシンプルな文法が特徴です。

Ruby

Rubyは、Webサイトのバックエンドの開発やWebアプリケーションの開発に使用される言語です。シンプルな文法や豊富なライブラリにより、プログラミングの効率化が図られています。

Java

Javaは、プラットフォームを選ばずに動作するプログラミング言語です。クロスプラットフォーム対応や大規模なアプリケーションの開発に向いており、セキュリティや拡張性の高さが特徴です。

PHP

PHPは、Webサイトのバックエンドの開発やWebアプリケーションの開発に使用される言語です。オープンソースであり、多くのWebサーバーとの互換性があります。

C言語

C言語は、プログラムの実行速度が速く、汎用性が高い言語です。ハードウェア制御や組み込みシステム開発など、リソースの制約がある環境で使用されることが多いです。

Swift

Swiftは、Apple製品向けのアプリケーション開発に使用される言語です。直感的で分かりやすい文法や高速な実行性能により、iOSやMacアプリの開発に適しています。

プログラミング言語の選び方

プログラミング言語を選ぶ際に考慮すべき要素はいくつかあります。

目的と用途

プログラミング言語を選ぶ際には、自分の目的や用途に合った言語を選ぶことが重要です。例えば、Webサイトのフロントエンドの開発をしたい場合にはJavaScriptが必要ですし、AIの開発をしたい場合にはPythonがおすすめです。また、WebサイトやLP（ランディングページ）を作成する場合には、HTMLやCSSの学習が必要です。自分の目標や興味を考慮して、具体的なプロジェクトや仕事に必要な言語を選びましょう。

習得の難易度

プログラミング言語には難易度の違いがあります。初心者には、初めてプログラミングを学ぶ際に扱いやすい言語がおすすめです。例えばPythonやJavaScriptは、シンプルな記述や豊富な学習リソースがあるため、初心者にも取り組みやすいです。一方で、CやC++といった言語は学習コストが高く、より高度な知識が必要です。自分の学習レベルに合わせて言語を選びましょう。

市場の需要

プログラミング言語の需要は市場によって異なります。地域や業界によって求められる言語も異なるため、自分の希望する就職先やフリーランスとしての活動範囲を考慮しましょう。例えば、日本ではJavaやPHPの需要が高いですが、海外ではPythonやGoなどの需要が増えています。将来的なキャリアの展望を考えて、市場の需要を調査することも大切です。

まとめ

プログラミング言語の種類や特徴を選び方とともに解説しました。プログラミング言語とは、コンピュータに指示を与えるための言語であり、さまざまな目的や役割を持っています。主要なプログラミング言語としてHTML・CSS、JavaScript、Python、Ruby、Java、PHP、C言語、Swiftなどがあり、それぞれの特徴や使われる場面が異なります。これらの言語の選び方は、目的や用途、習得の難易度、市場の需要などを考慮する必要があります。

プログラミング言語の選択は、自身の目標や希望するキャリアに合わせて行う必要があります。また、一つの言語に特化するだけでなく、複数の言語を学ぶことで幅広い開発スキルを身につけることが重要です。WithCodeでは、Web制作コースを中心に稼げる人材へのサポートが強みです。相談しながら学習する言語を決めたい、挫折せずに学習したい、最短でお金を稼ぎたいという方はぜひお気軽にお問い合わせフォームより無料相談をお申込みください。