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生徒クラウドワークスとランサーズに登録してみたんですけど、提案しても全然通らなくて…。未経験だと初案件ってやっぱり取れないんでしょうか?
ペン博士大丈夫、未経験でもちゃんと取れるよ!ただ「なんとなく提案」だと通らないんだ。プロフィール・実績の見せ方・提案文にはコツがある。今日はそのコツを、初案件を取るまでの手順ぜんぶ一緒に見ていこうね!
Web制作を学び始めて、いよいよ「稼いでみたい」と思ったとき、多くの人が最初に登録するのがクラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングです。ネット環境さえあれば自宅から仕事を受注でき、実績づくりにもぴったり。ですが実際に始めてみると、「提案しても返事が来ない」「未経験だと相手にされないのでは」と、最初の一件で足踏みしてしまう人が本当に多いのです。
この記事では、クラウドワークス・ランサーズで未経験から初案件を取るための全手順を、登録からプロフィール作成、ポートフォリオ、案件検索、提案、受注、納品、評価まで、順番に沿って具体的に解説します。さらに、通る提案文の考え方とそのまま使える提案文テンプレ、実績ゼロの見せ方、地雷案件の見分け方、受注後の進め方や単価アップのコツまで、初心者がつまずくポイントをまるごとカバーします。読み終えるころには、「何をどの順で進めればいいか」がはっきり見えているはずです。
実は、初案件を取れずに挫折してしまう人の多くは、「スキルが足りないから」ではなく「進め方を知らないから」つまずいています。裏を返せば、正しい手順とコツさえ押さえれば、未経験でも初案件は十分に手が届くということです。この記事は、その「正しい進め方」を、編集部が現場で見てきた失敗例や成功のパターンも交えながら、できるだけ具体的にお伝えします。ブックマークして、実際に登録・提案を進めながら、手元の手順書として使ってもらえれば嬉しいです。
先に結論からお伝えします。未経験からクラウドソーシングで初案件を取れるかどうかは、スキルの高さそのものより「信頼できそう」と思ってもらえる見せ方と提案ができているかで決まります。発注者は顔の見えない相手に仕事を託すので、不安をどれだけ取り除けるかが勝負なのです。まずは次のポイントを押さえてください。
この5つを軸に進めれば、未経験でも初案件は現実的に手が届きます。逆に、プロフィールを埋めないまま数だけ提案する、実績を用意せずに「やる気だけ」で挑む、といった進め方だと、いくら提案しても通りません。以降では、この結論を1つずつ具体的な手順に落とし込んで解説していきます。
クラウドソーシングとは、インターネット上で「仕事を頼みたい人(発注者)」と「仕事を受けたい人(受注者)」をつなぐサービスのことです。代表的なのがクラウドワークスとランサーズで、Web制作・ライティング・デザイン・動画編集など、幅広い仕事がオンラインで取引されています。
クラウドソーシングが未経験者の実績づくりに向いている理由は、大きく3つあります。1つ目は案件の数と種類が豊富で、簡単な修正から本格的なサイト制作まで、自分のレベルに合った仕事を選べること。2つ目はすべてオンラインで完結し、対面の営業や事務所が不要なこと。3つ目は仮払い(エスクロー)による報酬保護の仕組みがあり、「作業したのにお金がもらえない」というリスクを減らせることです。
Web制作系でクラウドソーシングに出やすい案件には、次のようなものがあります。自分がどれから始められそうか、イメージしながら読んでください。
クラウドソーシングでは、発注者がまずサービスに報酬を預け(仮払い)、納品・検収が完了すると受注者に支払われる流れが基本です。この仕組みのおかげで、報酬の未払いリスクを抑えられます。ただし受注者には「システム手数料」がかかり、報酬から一定割合が差し引かれます。手数料の水準はサービスや契約形態によって異なるため、後の章で詳しく触れますが、まずは「受け取り額は提示額そのままではない」と理解しておきましょう。
報酬の支払い方式には、大きく分けて「固定報酬制」と「時間単価制(時給制)」があります。固定報酬制は、1つの成果物に対して報酬額を先に決める方式で、Web制作の案件はこちらが主流です。作業量が読みやすく、初心者にも向いています。時間単価制は、稼働した時間に応じて報酬が決まる方式で、作業範囲が流動的な長期案件などで使われます。どちらの方式でも仮払いの仕組みは働くので、まずは範囲が明確な固定報酬制の案件から始めるのがおすすめです。
Web制作で稼ぐ方法は、クラウドソーシングだけではありません。ほかの選択肢と比べておくと、なぜ最初にクラウドソーシングが向いているのかが見えてきます。
| 働き方 | 特徴 | 未経験者との相性 |
|---|---|---|
| クラウドソーシング | オンラインで案件を検索・提案。実績づくりに最適 | ◎ 最初の一歩に向く |
| 直接営業(制作会社等) | 自分で営業して案件を獲得。単価は高めだが難易度も高い | △ 実績ができてから |
| 知人・紹介案件 | つながりから仕事をもらう。信頼ベースで進めやすい | ◯ 機会があれば活用 |
| 求人・アルバイト | 制作会社などに雇われて実務経験を積む | ◯ 腰を据えて学びたい人向け |
このように、実績も人脈もない未経験の段階では、案件が豊富で報酬も保護されるクラウドソーシングが、もっとも始めやすい入口です。ここで数件の実績と評価を積んでから、直接営業や紹介案件へ広げていく、というステップアップが王道です。まずはクラウドソーシングで「自分の力で稼げた」という経験を作ることに集中しましょう。
2大クラウドソーシングであるクラウドワークスとランサーズは、基本的な仕組みは似ています。結論から言えば、迷うなら両方に登録して、案件を見比べながら提案していくのが正解です。片方にしかない案件も多く、登録は無料なので、間口を狭める理由がありません。
それぞれの特徴を、初心者が気にするポイントで整理してみます。数値や制度は変わることがあるため、実際に登録する際は各公式サイトで最新の情報を確認してください。
| 比較項目 | クラウドワークス | ランサーズ |
|---|---|---|
| ユーザー数・案件数 | 国内最大級。案件の絶対数が多い | 老舗で案件数も豊富。制作系の質の高い案件も |
| 初心者向け案件 | 簡単なタスク・修正案件が見つけやすい | スキル系の案件が比較的多い印象 |
| ランク・認定制度 | 実績に応じたスカウトが届きやすい | 「認定ランサー」制度で信頼を可視化しやすい |
| システム手数料 | 契約額に応じた料率(要・公式確認) | 契約額に応じた料率(要・公式確認) |
| 向いている人 | とにかく案件数を見て数をこなしたい人 | 実績を積んで単価を上げていきたい人 |
表のとおり、どちらも一長一短で、決定的な優劣があるわけではありません。手数料や制度は改定されることがあるので、「今の自分が提案したい案件が多いのはどちらか」という視点で、実際の案件一覧を眺めて選ぶのが実用的です。
最初のうちは、両方に登録して毎日それぞれの新着案件をチェックする習慣をつけましょう。同じ「LP制作」でも、サービスによって発注者の層や単価感、募集文の丁寧さが違います。数を見るうちに「この発注者は信頼できそう」「この案件は地雷かも」という感覚が自然と養われていきます。この目利き力こそ、初案件を安全に取るための土台になります。
両方を使い分けるコツとして、それぞれで「気になる案件を保存・お気に入り登録」しておくと、後から見返しやすくなります。また、新着案件は早い者勝ちの側面があり、良い案件ほど募集開始から数時間で応募が集中します。通知設定をオンにして、条件に合う案件が出たらすぐ気づけるようにしておくと、提案のチャンスを逃しにくくなります。
クラウドワークスにもランサーズにも、実績に応じて信頼度を可視化する制度があります。ランサーズの「認定ランサー」のように、一定の基準(実績・評価・稼働状況など)を満たすと付与されるステータスは、発注者からの信頼を大きく高めます。認定されると、スカウトが届きやすくなったり、手数料面で優遇されたりするメリットもあります。
こうした認定は一朝一夕には得られませんが、最初から「これを目指す」と意識して、評価・納期遵守・丁寧な対応を積み重ねることで、着実に近づけます。認定制度の具体的な基準や特典はサービスによって異なり、改定もあるため、公式サイトで最新の条件を確認しておきましょう。初案件の段階から「未来の認定」を見据えて丁寧に活動することが、後々の大きな差につながります。
ここからは、登録から評価までの流れを9つのステップに分けて解説します。まずは全体像をつかんでから、各ステップを1つずつ丁寧に進めていきましょう。焦らず順番に踏めば、未経験でも必ず初案件にたどり着けます。
この9ステップは、一度流れをつかめば2件目以降はぐっとスムーズになります。時間がかかるのは、最初の「プロフィール作成」と「ポートフォリオ準備」の段階です。ここを丁寧にやっておけば、以降の提案は使い回しと微調整で回せるようになります。最初の準備に時間をかけることが、結果的に初案件までの最短ルートだと考えてください。それでは、各ステップを詳しく見ていきましょう。
まずはクラウドワークス・ランサーズそれぞれの公式サイトから、無料会員登録をします。メールアドレスやSNSアカウントで数分で完了します。ここでのポイントはワーカー(受注者)として登録すること。登録種別を間違えると、案件に提案できないので注意しましょう。
登録時に設定するユーザー名(ハンドルネーム)は、後々の「あなたの看板」になります。あまりにふざけた名前や、意味の分かりにくい文字列は避け、覚えやすく信頼感のあるものにしましょう。本名でなくてもかまいませんが、Web制作者として活動する意識で、清潔感のある名前を選ぶのがおすすめです。
登録できたら、真っ先に本人確認(身分証の提出)を済ませてください。これは初心者が見落としがちですが、非常に重要です。発注者の管理画面には、そのワーカーが本人確認済みかどうかが表示されます。「本人確認未完了」の人には、発注者は依頼をためらいます。運転免許証やマイナンバーカードなどで数分で申請でき、審査が通れば信頼マークが付きます。
なお、本人確認で提出する身分証は個人情報そのものです。信頼できる公式サービス以外にはアップロードしないこと、そして提出後は自分のアカウントのセキュリティ(パスワードの強度・使い回しの回避)にも気を配りましょう。
プロフィールは、あなたの「顔」であり「営業資料」です。ここが空欄だらけだと、どれだけ提案しても通りません。詳しい書き方は次の章で解説しますが、最低限自己紹介・できること・使えるスキル・稼働可能時間・実績(またはポートフォリオへのリンク)は埋めておきましょう。
提案の前に、必ず見せられる成果物(ポートフォリオ)を用意します。実務経験がなくても、自主制作のLPや模写コーディングで十分です。「スキルを証明できるもの」がゼロのまま提案しても、発注者は判断材料がありません。作り方は後の章で詳しく解説します。
プロフィールとポートフォリオが整ったら、いよいよ案件検索です。キーワード(例:「LP コーディング」「WordPress 修正」)やカテゴリ、報酬額で絞り込み、自分が今のスキルで確実に完遂できる案件を探します。背伸びした案件でトラブルを起こすより、確実にこなせる案件で良い評価を得るほうが、長い目で見て得です。
検索のコツは、最初から条件を絞りすぎないこと。慣れないうちは「コーディング」「HTML」「修正」など複数のキーワードで幅広く探し、良さそうな案件を保存しておきましょう。また、募集からあまり時間が経っていない新着案件のほうが、応募者が少なく採用されやすい傾向があります。毎日決まった時間に新着をチェックする習慣をつけると、良い案件を先取りしやすくなります。
受けたい案件が見つかったら、提案文を書いて応募します。ここが初案件獲得の最大の山場です。テンプレをそのまま貼るのではなく、案件ごとに内容を読み込んでカスタムする。通る提案文の具体的な書き方とテンプレは、専用の章でたっぷり解説します。
提案が採用されたら、発注者とメッセージで条件をすり合わせます。納期・報酬・作業範囲・修正回数を、契約前に文章で明確にしておきましょう。ここを曖昧にすると、後から「これも無料でやって」と作業が膨らむトラブルにつながります。条件に納得できたら契約を結び、発注者に仮払いをしてもらってから作業を開始します。
契約したら、約束したスケジュールを守って制作します。途中で不明点があれば、抱え込まずに早めに質問・報告・連絡をしましょう。完成したら、指定された形式で納品します。この「報告・連絡・相談」ができるかどうかが、継続受注につながるかの分かれ道です。
発注者が成果物を確認(検収)し、問題がなければ報酬が確定します。取引の最後にはお互いを評価し合う仕組みがあり、この評価があなたの次の実績になります。丁寧な対応で高評価を得られれば、次の案件がぐっと取りやすくなります。最初の1件を「良い評価」で終えることが、何より大切です。
評価をつける際は、あなたも発注者を評価できます。良い発注者には正当に高い評価を、そしてお礼のメッセージを添えると、印象がさらに良くなり、継続依頼につながりやすくなります。逆に、もし発注者側の検収が滞って報酬が確定しない場合は、多くのサービスに「自動検収」や「サポートへの相談」といった救済の仕組みがあります。困ったときの手段を知っておくと、安心して取引を進められます。この一連の流れを一度経験すれば、あなたはもう「初案件を取れる人」です。
提案の通過率を大きく左右するのがプロフィールの質です。発注者はあなたのプロフィールを見て「この人に任せて大丈夫か」を判断します。ここでは、初心者でも信頼されるプロフィールの要素を具体的に解説します。
信頼されるプロフィールには、共通して押さえるべき要素があります。次の表を、自分のプロフィールのチェックリストとして使ってください。
| 要素 | 書くべき内容 | なぜ必要か |
|---|---|---|
| 顔写真・アイコン | 顔写真か、清潔感のあるイラスト・ロゴ | 顔が見えると安心感が段違いに増す |
| 自己紹介 | 経歴・学習歴・得意分野・人柄 | どんな人か伝わり、依頼のハードルが下がる |
| できること | 対応可能な作業を具体的に列挙 | 発注者が「頼めるか」を即判断できる |
| 使えるスキル | HTML/CSS/JS/WordPress等を明記 | 案件とのマッチ度を示せる |
| 稼働時間 | 平日・週末の稼働可能時間帯 | 納期の相談がしやすくなる |
| 連絡対応 | 返信の目安時間(例:24時間以内) | レスの速さは信頼の要 |
| ポートフォリオ | 自主制作・模写へのリンク | スキルを客観的に証明できる |
自己紹介は、ただ経歴を並べるのではなく、発注者が知りたい順に書くのがコツです。おすすめの構成は「①どんな仕事ができるか→②スキルと学習歴→③稼働時間と連絡体制→④仕事への姿勢」の順。冒頭で「何ができる人か」を明言すると、忙しい発注者も一目で判断できます。
また、未経験だからといって卑屈になる必要はありません。「未経験ですが精一杯がんばります」だけの自己紹介は逆効果です。やる気ではなく「何をどこまでできるか」を具体的に示すこと。たとえば「HTML/CSSでデザインカンプどおりのコーディングができます」「レスポンシブ対応・簡単なJavaScriptの実装が可能です」のように、できることを事実として書きましょう。
具体的にイメージできるよう、自己紹介文の悪い例と良い例を見比べてみましょう。まず、通らない自己紹介の典型です。
はじめまして。プログラミングを勉強中の者です。
未経験ですが、一生懸命がんばりますので、よろしくお願いします。
これでは、何ができて、どんなスキルがあり、いつ稼働できるのかが一切分かりません。発注者は判断材料がないため、依頼につながりません。次に、同じ人が改善した自己紹介の例です。
Web制作を学び、HTML/CSS/JavaScriptでのコーディングを得意としています。
【対応できること】
・デザインカンプ(Figma/XD/PSD)をもとにした忠実なコーディング
・レスポンシブ対応(スマホ・タブレット表示の最適化)
・WordPressの簡単なカスタマイズ、フォーム設置
【稼働・連絡】
・平日は21時以降、土日は終日稼働できます
・メッセージには原則24時間以内に返信します
【ポートフォリオ】
自主制作のLPと模写コーディングを掲載しています → (URL)
丁寧なコミュニケーションと、納期を守ることを何より大切にしています。
違いは一目瞭然です。良い自己紹介はできること・スキル・稼働時間・連絡体制・実績がすべて具体的に書かれています。この自己紹介文をプロフィールのベースにして、案件ごとの提案文と組み合わせれば、通過率は大きく上がります。
提案を始める前に、次のチェックリストで自分のプロフィールを点検してください。1つでも欠けていると、通過率が下がります。
このチェックリストを、提案を始める前の「最終確認」として使ってください。特に本人確認とポートフォリオのリンクは、初心者が忘れがちで、かつ影響が大きいポイントです。プロフィールは一度作って終わりではなく、スキルが増えたり作品が増えたりするたびに更新していきましょう。育て続けたプロフィールは、そのままあなたの成長の記録になります。
初案件を取る最大の壁が「実績ゼロ問題」です。ですが、実績がなくても、スキルを証明する方法はいくらでもあります。ここでは、実務経験がない状態で「見せられるもの」を作る方法を解説します。
もっとも効果的なのが架空の商品・サービスを想定して、自分でLPを1本作ることです。デザインから考えるのが難しければ、まずはコーディング力を示せる構成でかまいません。「実案件を想定して自主的に作った」という事実そのものが、学習意欲と実装力の証明になります。作ったLPはサーバーにアップして、URLで見せられる状態にしておきましょう。
模写コーディングとは、既存のWebサイトやデザインをお手本に、同じ見た目を自分でコーディングして再現する練習です。これは学習として定番なだけでなく、ポートフォリオとしても有効です。「このレベルのサイトを再現できます」という具体的な証拠になります。ただし、模写したものを「自分のオリジナル作品」として偽って提示するのはNG。ポートフォリオには「学習のための模写です」と正直に明記しましょう。
学習の過程そのものを見せるのも有効です。技術ブログで学んだことを記事にする、GitHubにコードを公開する、学習用に作った小さな作品をまとめる。こうした継続的なアウトプットは、「この人はちゃんと学び続けている」という信頼につながります。特にコードを公開できると、発注者はあなたの実装スタイルを事前に確認できます。
アウトプットには、副次的なメリットもあります。学んだことを人に説明できる形にまとめる過程で、自分の理解が整理され、記憶にも定着しやすくなるのです。つまり、ポートフォリオづくりと学習が同時に進みます。完璧な記事や作品を目指す必要はありません。「今日学んだこと」を短くでも発信し続けることが、半年後・一年後に大きな差となって表れます。継続は、それ自体が未経験者にとって最強の武器です。
もし身近に、お店を営んでいる知人や、Webサイトを持っていない個人事業主がいれば、練習も兼ねて簡単なサイトやLPを作らせてもらうのも有効な手です。実際に「誰かのために作った」経験は、自主制作より一段リアルな実績になります。無償や低額でも、相手に喜んでもらえれば、それが「お客様の声」としてポートフォリオを補強してくれます。ただし、あくまで練習の一環として、相手にも正直に伝えたうえで進めましょう。
実績ゼロの時期は、どうしても焦りや不安が募ります。ですが、この期間は「実績を作るための投資期間」と割り切ることが大切です。最初から高単価を狙うのではなく、まずは「見せられるものを作る」「良い評価を1つ得る」ことに集中しましょう。ゼロが1になれば、そこから先は驚くほどスムーズに進みます。多くの先輩たちが通ってきた道であり、あなたも必ず抜けられます。
一方で、やってはいけない見せ方もあります。他人の作品を自分のものと偽る、実際にはできないことを「できます」と書くのは絶対に避けましょう。契約後に実力が伴わないと発覚すれば、低評価やトラブルに直結し、その後の活動が一気に苦しくなります。正直に「できること」を示すのが、遠回りに見えて最短の道です。
ポートフォリオは、実績ゼロを埋める最強の武器です。ただ作品を並べるだけでなく、発注者が見やすく、依頼したくなる見せ方が大切です。ここではポートフォリオ作成の実践ポイントを解説します。
ポートフォリオに載せるべきものは、自主制作のLP・模写コーディング・学習で作った作品などです。数は多ければいいわけではありません。むしろ「これは自信を持って見せられる」という作品を3〜5点に絞り、それぞれの完成度を高めるほうが効果的です。中途半端な作品を10個並べるより、質の高い作品を数点見せるほうが信頼されます。
作品には、必ず短い説明を添えましょう。説明に入れると効果的な要素は次のとおりです。
作品は、URLで見せられる形にしておくのが理想です。自分のポートフォリオサイトを1つ作って、そこに作品をまとめると、それ自体が「サイトを作れる証明」になります。サーバーやドメインの用意が難しければ、無料で公開できるホスティングサービスを使う方法もあります。提案文には、このポートフォリオのURLを必ず添えましょう。
ポートフォリオサイト自体をどう作ればいいか迷う人のために、載せると良い構成の一例を示します。あくまで一例なので、自分らしくアレンジしてかまいません。
このポートフォリオサイト自体が、「レスポンシブ対応のサイトを一人で構築できる」という何よりの実績になります。つまり、ポートフォリオを作る作業そのものが、スキルの証明とスキルアップを兼ねているのです。凝りすぎて完成が遅れるより、まずはシンプルでも公開して、提案に使いながら少しずつ改善していきましょう。
最後に、ポートフォリオで初心者がやりがちな失敗を挙げておきます。事前に知っておけば避けられます。
初案件では「取れればどれでもいい」と思いがちですが、案件選びを間違えると、消耗するだけで実績も評価も残らないという結果になりかねません。ここでは、避けるべき地雷案件の見分け方と、良い案件を選ぶ視点を解説します。
次のような特徴がある案件は、慎重に判断しましょう。当てはまる項目が多いほど、地雷の可能性が高まります。
特に初心者が手を出すべきでないのが、「無償テスト」と「相場無視の激安」です。無償テストは、複数の応募者に無料で作らせて成果物だけ持ち逃げする悪質な手口の温床になっています。契約と仮払いが済むまで、本格的な作業には着手しないのが鉄則です。激安案件は、こなしても時給換算で割に合わず、良い評価が付いても「安い仕事を受ける人」という実績にしかなりません。
案件そのものだけでなく、「誰が発注しているか」も同じくらい重要です。同じ内容の案件でも、発注者の質によって取引の快適さは天と地ほど変わります。応募前に、発注者のプロフィールと過去の取引実績を必ず確認しましょう。次のポイントをチェックすると、地雷発注者を避けやすくなります。
特に評価コメントは宝の山です。過去の受注者が「連絡が丁寧だった」「指示が明確だった」と書いていれば安心材料に、逆に「途中で連絡が途絶えた」「無理な要求をされた」といったコメントがあれば警戒サインです。数分の確認で、後々の大きなトラブルを避けられます。
逆に、初案件として狙いやすいのは次のような案件です。作業範囲が明確で、自分のスキルで確実に完遂でき、発注者の対応が丁寧な案件を選びましょう。
単価は、多くの初心者が気になるところです。ただしWeb制作の単価は、案件の内容・難易度・発注者・あなたの実績によって大きく変わり、一律の正解はありません。ここで具体的な金額を断言することはできませんが、考え方のフレームをお伝えします。
まず、同じ「LP制作」でも、デザインから任される案件と、支給デザインをコーディングするだけの案件では、労力も単価もまったく違います。案件の募集文をよく読み、作業範囲を正確に把握したうえで、「この作業量に対してこの報酬は妥当か」を自分で判断する力が必要です。相場感は、両サービスで同種の案件をたくさん見比べるうちに自然と身につきます。
初期は、極端な低単価は避けつつも「実績と評価を得ること」を最優先に、相場の範囲内で受けやすい案件を選ぶのが現実的です。良い評価が2〜3件たまれば、そこから徐々に単価の高い案件へステップアップしていけます。金額の目安を知りたいときは、実際の案件一覧で「同じ作業内容の案件がいくらで募集されているか」を複数見て、自分なりの相場観を作りましょう。
案件の良し悪しを判断するとき、報酬額だけを見るのは危険です。おすすめは「その案件に何時間かかりそうか」を見積もり、報酬を時間で割って時給換算すること。たとえば、報酬が同じでも、10時間かかる案件と3時間で終わる案件では、実質の時給がまったく違います。慣れないうちは見積もりが甘くなりがちなので、想定より多めに時間を見込むのがコツです。時給換算の視点を持つと、「安く見えて実は割の良い案件」「高く見えて実は割に合わない案件」を見抜けるようになります。
さらに、時間には実作業だけでなく、提案・やりとり・修正対応の時間も含まれることを忘れないでください。コミュニケーションに手間のかかる発注者だと、作業時間以上のコストがかかります。この「見えない時間」まで含めて考えられるようになると、案件選びの精度がぐっと上がります。
初案件のうちは、金銭的な報酬が低くても、「実務のやりとりを経験できた」「評価をもらえた」「新しい技術を実践で使えた」こと自体が大きな報酬になります。学びと実績という無形の報酬を得ながら、次の高単価案件への足がかりを作っている——そう捉えると、初期の低単価も前向きに乗り越えられます。ただし、繰り返しになりますが、労力にまったく見合わない激安案件や、学びのない単純作業の買い叩きは避けましょう。
提案文は、初案件獲得の合否を分ける最重要ポイントです。ここでは通る提案文の基本構成を解説したうえで、用途別にそのまま使える提案文テンプレを複数用意しました。コピーして、案件に合わせてカスタムして使ってください。
通る提案文には、共通する型があります。次の要素を、この順で盛り込むと効果的です。
まず、避けたい「悪い提案文」の例を見てみましょう。
はじめまして。未経験ですが、精一杯がんばります。
ぜひ私にやらせてください。よろしくお願いします。
これがなぜダメかというと、募集内容に一切触れておらず、できることも実績も何も示されていないからです。発注者から見れば「誰にでも送っているコピペ」にしか見えません。次に、同じ人が書いた「良い提案文」の例です。
はじめまして。今回のLPコーディング案件を拝見し、ぜひお力になりたくご連絡しました。
私はHTML/CSS/JavaScriptを用いたコーディングを得意としており、
デザインカンプ(Figma/PSD/XD)をもとに、レスポンシブ対応まで含めて実装できます。
実装力の参考として、自主制作のLPと模写作品をまとめたポートフォリオをご覧ください。
▼ポートフォリオ
(ここにURLを記載)
納期は〇月〇日まで対応可能で、平日は21時以降・土日は日中に稼働できます。
メッセージへの返信は原則24時間以内を心がけています。
ご不明点があればお気軽にご質問ください。よろしくお願いいたします。
違いは明らかです。良い提案文は、案件に触れ、できることを具体的に示し、実績で裏づけ、納期と連絡体制まで明記しています。発注者が知りたいことが、すべて盛り込まれているのです。
支給されたデザインをコーディングするタイプのLP案件で使えるテンプレです。〇〇の部分を案件に合わせて埋めてください。
はじめまして。〇〇様。
「〇〇(案件名)」の募集を拝見し、ぜひご協力させていただきたくご提案いたします。
【対応できること】
・HTML/CSSによるコーディング(レスポンシブ対応含む)
・JavaScript / jQueryを用いた簡単な動きの実装
・デザインカンプ(Figma / Adobe XD / PSD)をもとにした忠実な再現
【ポートフォリオ】
自主制作のLPと模写コーディングをまとめています。実装レベルの参考にご覧ください。
→(ポートフォリオURL)
【納期・稼働について】
・ご希望納期:〇月〇日まで対応可能です
・稼働時間:平日〇時以降・土日終日
・ご連絡:原則24時間以内に返信いたします
デザインの意図をくみ取り、ピクセル単位で丁寧に実装することを心がけています。
ご検討のほど、よろしくお願いいたします。
WordPressでのサイト構築やカスタマイズ案件向けのテンプレです。対応できる範囲を正直に書くのがポイントです。
はじめまして。〇〇様。
「〇〇(案件名)」を拝見し、ご提案させていただきます。
【対応できること】
・WordPressのテーマ設定・固定ページ/投稿の作成
・既存テーマのカスタマイズ(CSS調整・レイアウト変更)
・お問い合わせフォーム等のプラグイン設置・設定
・レスポンシブ表示の崩れ修正
【ポートフォリオ】
WordPressで構築・調整した作品を掲載しています。
→(ポートフォリオURL)
【進め方について】
作業前に、対応範囲と完成イメージをすり合わせさせていただければ、
認識のズレなくスムーズに進められます。
納期は〇月〇日まで対応可能です。ご不明点はお気軽にご質問ください。
よろしくお願いいたします。
「文言変更」「バナー差し替え」「表示崩れの修正」など、範囲が明確な小さめの修正案件向けです。初案件で狙いやすいタイプです。
はじめまして。〇〇様。
「〇〇(修正案件名)」の募集を拝見し、ご提案いたします。
ご依頼内容を確認したところ、〇〇(例:該当箇所のHTML/CSS修正)で対応可能と考えております。
【対応できること】
・テキスト/画像の差し替え、リンクの修正
・レイアウト崩れ・レスポンシブ表示の修正
・簡単なデザイン調整(余白・色・フォントなど)
【ポートフォリオ】
→(ポートフォリオURL)
小さな修正でも丁寧に対応し、修正前後の確認をこまめに行います。
作業範囲や修正回数について、事前にすり合わせさせていただけますと幸いです。
本日中〜明日中の着手が可能です。よろしくお願いいたします。
基本構成に加えて、通過率を少し上げる小さな工夫も知っておきましょう。まず、募集文に「応募時にこれを書いてください」という指定があれば、必ずそれに従うこと。指定を無視した提案は、それだけで真っ先に落とされます。発注者が「募集をちゃんと読んでいるか」を確認するために、あえて指定を入れているケースも多いのです。
次に、提案は早すぎず、しかし遅すぎず。良い案件は応募が殺到するため、募集開始から時間が経つほど埋もれやすくなります。かといって、内容を吟味せず急いで送ると質が落ちます。新着をこまめにチェックし、良い案件を見つけたら、丁寧かつスピーディに提案する——このバランスが理想です。また、提案文は結論から書き、長くなりすぎないのも大切。忙しい発注者は長文を読み込む余裕がないので、要点を簡潔に伝えましょう。
テンプレはあくまで「土台」です。そのまま使い回すのではなく、必ず1文でも、その案件専用のカスタムを入れること。募集文を読んで気づいたこと、提案できる工夫を一言添えるだけで、他の応募者と大きく差がつきます。また、誤字脱字や敬語の乱れは信頼を損なうので、送信前に必ず読み返しましょう。
そしてもう一つ大切なのが、できないことを「できる」と偽らないこと。提案を通したいあまり、実力以上のことを約束してしまうと、受注後に苦しむのは自分です。対応できない部分があれば、正直に「この部分は現状対応が難しいですが、〇〇までなら確実にできます」と伝えるほうが、長期的な信頼につながります。誠実な提案こそが、リピートと高評価を生む土台になるのです。
提案が通っても、そこがゴールではありません。むしろ受注後の対応こそが、次の案件・継続受注につながる本番です。ここでは、受注後にやるべきことと、トラブルを避けるコツを解説します。
受注後の対応は、大きく「契約前のすり合わせ」「制作中のコミュニケーション」「納品時の配慮」の3つに分けられます。この3つを丁寧にこなせるかどうかが、単発で終わる人と、継続的に指名される人の分かれ道です。スキルが平均的でも、この3つが丁寧な人は、驚くほど発注者に好かれ、リピートされます。順番に見ていきましょう。
契約する前に、次の項目をメッセージで文章として確認しておきましょう。口約束にせず、テキストで残すのが鉄則です。
受注後にもっとも大切なのがこまめな報告・連絡・相談です。「進捗を定期的に伝える」「不明点はすぐ質問する」「遅れそうなら早めに相談する」。これができるだけで、発注者の安心感は段違いです。スキルが多少未熟でも、コミュニケーションが丁寧な人は、また依頼したくなるものです。逆に、連絡が滞ると、それだけで低評価やトラブルの原因になります。
受注したら、まず全体の作業を細かく分解して、それぞれにかかる時間を見積もることをおすすめします。「デザイン確認→コーディング→レスポンシブ対応→動作確認→修正」というように工程を分けると、全体像とボトルネックが見えます。そして、見積もった時間には必ずバッファ(余裕)を持たせること。初心者ほど「思ったより時間がかかった」となりやすいので、想定の1.5倍くらいを見込んでおくと、納期遅れを防げます。
納期は、ギリギリではなく少し余裕を持った日程を発注者と合意するのが賢明です。早く終われば前倒しで納品でき、それ自体が好印象につながります。逆に、詰め込みすぎたスケジュールで遅延すると、一気に信頼を失います。「早めに終わらせて余裕を持って納品する」を基本姿勢にしましょう。
進捗報告は、頻度と内容が大切です。目安として、数日以上かかる案件なら、着手時・中間・完成時の最低3回は報告を入れましょう。報告には「今どこまで進んでいるか」「次に何をするか」「不明点や確認事項はあるか」を簡潔に書きます。発注者は、進捗が見えないと不安になるものです。こまめな報告は、それだけで「安心して任せられる人」という評価につながります。
納品するときは、ただファイルを送るだけでなく、何を納品したか・確認してほしいポイント・使い方の補足を一言添えると好印象です。相手の手間を減らす配慮が、リピートにつながります。検収でOKをもらったら、感謝を伝えて丁寧に取引を締めましょう。この最後の印象が、次の評価と依頼を左右します。
納品物には、可能なら簡単な説明メモ(READMEやドキュメント)を添えると、さらに丁寧な印象になります。「このファイルはここに設置してください」「この部分を変更したいときはここを編集します」といった補足があると、発注者は納品後も安心して運用できます。こうした細やかな配慮の積み重ねが、「またこの人にお願いしたい」という継続依頼を生むのです。
クラウドソーシングでは、初心者が巻き込まれやすいトラブルがいくつかあります。あらかじめパターンを知っておけば、多くは未然に防げます。ここでは代表的なトラブルと、その回避策を解説します。
| トラブル | 回避策 |
|---|---|
| 作業範囲がどんどん膨らむ | 契約前に範囲と修正回数を文章で明確にしておく |
| 仮払い前に作業を求められる | 仮払いが確認できるまで本格着手しない |
| 無償テストを要求される | 契約・報酬のないテスト作業は原則断る |
| 連絡が途絶える発注者 | 評価・実績を事前に確認し、返信の丁寧さを見る |
| 検収されず報酬が確定しない | サービスの自動検収期限やサポートの仕組みを把握しておく |
上の表に共通する予防策が、大事な取り決めは必ずメッセージ(文章)で残すことです。口約束や電話だけのやりとりは、後で「言った・言わない」の水掛け論になりがちです。作業範囲・納期・報酬・修正回数といった重要事項は、必ずプラットフォーム上のメッセージで確認し、合意した内容が記録として残る形にしておきましょう。これだけで、多くのトラブルは未然に防げます。
また、トラブルが起きたときに感情的になるのは禁物です。冷静に、合意した内容を根拠に話し合うこと。それでも解決しない場合は、一人で抱え込まず、サービスのサポート窓口に相談しましょう。運営はトラブル対応の経験が豊富で、間に入って調整してくれることもあります。「困ったときは運営に相談できる」というのも、プラットフォームを使う大きなメリットです。
取引を続けるうちに、発注者から「手数料がもったいないから、次からは直接(LINEやメールで)取引しませんか」と持ちかけられることがあります。これには注意が必要です。多くのクラウドソーシングでは、プラットフォーム外での直接取引は規約で禁止されています。応じると、アカウント停止などのペナルティを受けるリスクがあります。
それ以上に問題なのは、直接取引には仮払い(報酬保護)の仕組みがないことです。トラブルが起きても、サービスの仲介や保護を受けられません。特に初心者のうちは、報酬が守られるプラットフォーム内での取引を続けるのが安全です。丁寧にお断りするか、そうした誘いをしてくる発注者とは距離を置く判断も大切です。
案件によっては、発注者のサーバー情報やアカウント情報を預かることがあります。こうした認証情報・個人情報は厳重に扱い、不要になったら適切に削除しましょう。また、自分のパスワードやアカウント情報を安易に共有しないこと。セキュリティへの配慮ができる人は、それだけで信頼される受注者になれます。
具体的には、預かったログイン情報をメッセージ本文にそのまま平文で残さない、作業が終わったら手元のメモを消す、パスワードは使い回さない、といった基本を徹底しましょう。もし発注者から「サイトの管理者権限を渡す」と言われた場合は、可能な範囲で権限を最小限にしてもらう、作業後にパスワードを変更してもらう、といった配慮も提案できると、プロとして一段上の信頼を得られます。情報を大切に扱う姿勢は、必ず相手に伝わります。
初案件をこなせるようになったら、次の目標は単価アップと、安定した継続受注です。ここでは、消耗する「低単価の数こなし」から抜け出し、収入を伸ばしていくための考え方を解説します。
単価アップの土台は、なんといっても良い評価と実績の積み重ねです。評価が増えるほど、発注者からの信頼が高まり、スカウトも届きやすくなります。最初のうちは単価より評価を優先し、丁寧な仕事で高評価をコツコツ集めましょう。実績が積み上がれば、そこを根拠に堂々と高い単価を提案できます。
評価は「数」だけでなく「質(コメントの内容)」も大切です。「納期を守ってくれた」「連絡が丁寧だった」「提案が的確だった」といった具体的なコメントが並ぶと、新しい発注者はあなたの仕事ぶりを安心してイメージできます。良いコメントをもらうには、こちらから相手の期待を少し超える対応を心がけること。丁寧な仕事は、必ず良い言葉になって返ってきます。この積み重ねが、他の受注者との差別化になり、指名で依頼が来る状態へとつながっていきます。
新規案件を毎回ゼロから取るのは大変です。効率よく稼ぐには一度依頼してくれた発注者に、また頼みたいと思ってもらうことが重要です。納期を守る、連絡が丁寧、期待を少し超える成果物を出す——こうした積み重ねが、「またお願いします」という継続依頼を生みます。継続案件が2〜3件あれば、収入が安定し、精神的にもぐっと楽になります。
継続につなげる具体的な一手として、納品時に「今後もお役に立てることがあれば、ぜひお声がけください」と一言添えるだけでも効果があります。相手に「また頼める人がいる」と印象づけられるからです。また、納品後に「その後、問題なく運用できていますか」とフォローの連絡を入れると、丁寧な印象がさらに強まります。こうした小さな気配りが、単発の取引を継続関係へと育てていきます。目の前の一件を大切にすることが、結局は次の仕事につながるのです。
受けられる案件の幅は、そのままあなたの提案できる数につながります。コーディングだけでなく、WordPress・簡単なデザイン・JavaScriptでの動きの実装など、対応できることが増えるほど、単価の高い案件にも手が届くようになります。日々の案件をこなしながら、少しずつ新しいスキルを学び続ける姿勢が、長期的な単価アップにつながります。
特に、実案件で困った部分を、その都度学んで自分のスキルにしていくのが、成長の近道です。「このアニメーションが実装できれば、もっと良い提案ができた」という悔しさは、次に学ぶべきテーマを教えてくれます。案件をこなすたびにスキルが1つ増えていく——この積み重ねが、気づけば「幅広く対応できる制作者」へとあなたを育てます。学びと実践を往復させることが、独学よりも何倍も速く力をつける方法です。
単価を上げたいとき、いきなり値上げ交渉をするより、「この価格ならこれだけの価値を提供できる」と示すほうがうまくいきます。たとえば、単なるコーディングに加えて「表示速度の最適化まで対応します」「納品後の軽微な修正も一定期間サポートします」といった付加価値を提案すれば、高い単価にも納得してもらいやすくなります。安売り競争から抜け出す鍵は、価格ではなく価値で勝負することです。
単価アップと並行して意識したいのが、提案の通過率を上げて、無駄打ちを減らすことです。やみくもに数を撃つより、勝てそうな案件に絞って質の高い提案を送るほうが、時間対効果は高くなります。実績が増えてきたら、提案文にも「過去に〇〇のような案件を担当し、高評価をいただきました」と具体的な実績を盛り込めるようになり、それがさらに通過率を押し上げます。実績→通過率→単価という好循環を作るのが理想です。
収入を安定させるには、「継続案件」「スポット案件」「新規開拓」をバランスよく組み合わせるのがコツです。継続案件は収入のベースを支え、スポット案件で上積みし、新規開拓で将来の継続先を育てる。すべてを新規案件だけでまかなおうとすると、毎回ゼロから提案する消耗戦になります。数件の継続先を持てると、精神的にも金銭的にも安定し、その余裕が新しい挑戦を後押ししてくれます。
案件が増えてくると、つい受けすぎて疲弊してしまうことがあります。長く続けるためには、自分のキャパシティを把握し、無理な量を抱え込まないことも大切です。納期を守れない量を受けてしまうと、品質も評価も落ち、かえって信頼を損ないます。「受けられる量」を見極め、断る勇気を持つことも、プロとして長く活動するための重要なスキルです。健康と時間を守りながら、着実にステップアップしていきましょう。
案件を受けて報酬を得られるようになったら、手数料と税金の基礎も知っておく必要があります。ここでは、初心者が最低限おさえておきたいポイントに軽く触れます。制度は変わることがあるため、正確な内容は必ず公式情報や専門家に確認してください。
クラウドソーシングでは、受注者にシステム手数料がかかります。これは、報酬から一定割合が差し引かれる仕組みで、サービスや契約形態によって料率が異なります。つまり、提示された報酬額がそのまま手元に入るわけではありません。提案する単価を考えるときは、この手数料を差し引いた「実際の受け取り額」を意識しておくと、想定とのズレを防げます。正確な料率は各サービスの公式ページで確認しましょう。
副業や個人事業として一定以上の所得を得ると、確定申告が必要になる場合があります。一般に、副業としての所得や、本業としての事業所得が一定額を超えると申告義務が生じますが、具体的な金額基準や条件は状況によって異なるため、必ず国税庁の公式情報や税務署・税理士に確認してください。ここで金額を断言することは避けますが、「稼いだら税金の話がついてくる」ことは早めに意識しておくと安心です。
Web制作の副業・フリーランスでは、事業のために使ったお金を経費として計上できる可能性があります。何が経費になるかは状況や税務上の判断によって異なるため断定はできませんが、一般に関連しうるものとして次のような支出が挙げられます。
ただし、プライベートと共用しているものは「事業で使った割合」だけが対象になるなど、細かいルールがあります。何をどこまで経費にできるかは、必ず国税庁の情報や税理士に確認してください。ここでは「事業のために使ったお金は記録しておく価値がある」という点だけ押さえておきましょう。
確定申告に備えて、活動を始めた段階から収入と経費の記録をつけておくと、後がとても楽になります。いつ・どの案件で・いくら受け取ったか、そして経費(書籍代・サーバー代・ソフト代など)を記録しておきましょう。会計ソフトを使えば、こうした管理を効率化できます。税金まわりで不安があれば、無理に自己判断せず、専門家に相談するのが安全です。
特に報酬の入金明細や、経費の領収書・レシートは、こまめに保存する習慣をつけておくと安心です。1年分をまとめて整理しようとすると膨大な手間になりますが、月ごとに少しずつ記録しておけば負担は最小限で済みます。最初は難しく感じても、稼ぐことと同じくらい「稼いだお金を管理する力」も大切なスキル。早めに慣れておくと、収入が増えたときにも慌てずに済みます。
A. はい、取れます。ただし「未経験だから無理」ではなく「未経験なりの見せ方と提案ができているか」が分かれ目です。プロフィールを埋め、本人確認を済ませ、自主制作や模写のポートフォリオを用意し、案件ごとにカスタムした提案文を送る。この基本を丁寧にやれば、未経験でも初案件は現実的に取れます。逆に、これらを飛ばして数だけ提案しても通りません。まずは土台を整えることが先決です。
A. まず疑うべきはプロフィールと提案文です。プロフィールが空欄だらけだと、どんなに提案しても信頼されません。また、提案文がテンプレ丸写しで、募集内容に触れていないと、コピペとみなされて読み飛ばされます。プロフィールを作り込む→ポートフォリオを充実させる→提案文を案件ごとにカスタムする、この3点を見直してください。さらに、背伸びした難しい案件ばかり狙っていないかも確認を。今の実力で確実にこなせる案件から始めるのが近道です。
A. 初期はどうしても低単価になりがちですが、目的を「稼ぐこと」から「良い評価を得ること」に切り替えると気持ちが楽になります。良い評価が2〜3件たまれば、それを根拠に単価の高い案件へ移っていけます。また、極端に相場を下回る激安案件は、こなしても消耗するだけなので避けましょう。継続依頼をくれる発注者を見つけ、スキルの幅を広げていけば、単価は自然と上がっていきます。
A. 迷うなら両方に登録するのが正解です。どちらも登録は無料で、片方にしかない案件も多くあります。両方の新着案件を毎日チェックし、「今の自分が提案したい案件が多いほう」で提案を始めましょう。使ううちに、自分に合ったほうが見えてきます。最初から片方に絞る必要はありません。
A. 手数料の料率はサービスや契約形態によって異なり、改定されることもあるため、この記事で具体的な数値を断言することは避けます。正確な料率は、必ず各サービスの公式ページで最新情報を確認してください。大切なのは、提示額がそのまま手元に入るわけではないと理解し、提案する単価を「手数料を引いた受け取り額」で考える習慣をつけることです。
A. 応じないことをおすすめします。多くのクラウドソーシングではプラットフォーム外での直接取引は規約違反で、アカウント停止のリスクがあります。さらに、直接取引には仮払い(報酬保護)の仕組みがないため、報酬未払いなどのトラブルが起きても保護を受けられません。特に初心者のうちは、報酬が守られるプラットフォーム内での取引を続けるのが安全です。丁寧にお断りしましょう。
A. 慎重に判断してください。契約も報酬もない無償テストは、悪質な発注者が成果物をタダで集める手口の可能性があります。複数の応募者に無料で作らせ、良いものだけ持ち逃げするケースもあります。原則として、契約と仮払いが済むまで本格的な作業には着手しないのが安全です。どうしても腕を見せたいなら、テスト作業ではなく、既存のポートフォリオを提示すれば十分です。
A. 完璧を目指す必要はありません。デザインカンプどおりにHTML/CSSでコーディングできる、レスポンシブ対応ができるというレベルに達したら、修正案件や小規模なコーディング案件で実践に踏み出せます。むしろ、学びながら実案件に触れるほうが、成長は速いものです。ただし「今の実力で確実にこなせる案件」を選ぶことが前提。背伸びしすぎてトラブルを起こすと、評価に傷がつくので注意しましょう。
A. これは、契約時に作業範囲と修正回数を明確にしていなかったことが原因のケースが多いです。今後の予防策として、契約前に「修正は〇回まで」「この範囲を超える変更は追加費用」と、文章で取り決めておきましょう。すでに起きてしまった場合は、契約時の合意内容を根拠に丁寧に交渉し、それでも解決しなければ、サービスのサポートに相談する方法もあります。
A. まず確認すべきは勤務先の就業規則で副業が認められているかです。副業禁止の会社で無断で行うと、トラブルになる可能性があります。副業が可能な場合でも、本業に支障が出ない範囲で、無理のない量から始めましょう。また、一定以上の所得が出た場合は確定申告や住民税の扱いも関わってきます。税務や勤務先のルールに関わる部分は、この記事の情報だけで判断せず、就業規則の確認や、必要に応じて専門家への相談をおすすめします。
A. 顔写真や本名は、必ずしも出す必要はありません。清潔感のあるイラストやロゴをアイコンにし、ハンドルネームで活動することも可能です。ただし、顔写真がないぶん、プロフィールの充実度・本人確認の完了・ポートフォリオの質で信頼を補う意識を持ちましょう。多くの発注者が気にしているのは「顔」そのものより「信頼できる相手か」です。誠実で具体的な情報発信ができていれば、匿名でも十分に初案件は取れます。
クラウドワークス・ランサーズで未経験から初案件を取ることは、決して難しいことではありません。大切なのは、スキルの高さそのものより、発注者に「信頼できそう」と思ってもらえる見せ方と提案ができているかです。プロフィールを作り込み、実績ゼロでもポートフォリオでスキルを証明し、案件ごとにカスタムした提案文を送る。この基本を丁寧に積み重ねれば、初案件は必ず手が届きます。
そして、初案件を取った後こそが本番です。報告・連絡・相談を欠かさず、良い評価を積み上げ、継続依頼につなげる。地雷案件や直接取引の誘いを見分ける目を持ち、報酬が守られるプラットフォーム内で、コツコツと実績と信頼を育てていきましょう。単価は、その積み重ねの先に自然とついてきます。
・信頼される見せ方が9割:プロフィールを埋め、本人確認を済ませ、ポートフォリオでスキルを証明する。発注者の不安を取り除いた人が選ばれる。
・提案文は案件ごとにカスタム:テンプレは土台にしつつ、募集を読んで1文でも専用の言葉を添える。コピペ提案は読み飛ばされる。
・初案件は評価を最優先:単価より良い評価を1つ得ることを目標に。地雷案件と直接取引の誘いは避け、安全に実績を積む。
未経験から自分のスキルで初めての報酬を得るという経験は、これからのキャリアを大きく変える一歩になります。最初の一件を取るまでは不安も大きいですが、正しい手順で進めれば、その壁は必ず越えられます。この記事で紹介したプロフィールの作り込み方、提案文テンプレ、案件の選び方を、ぜひそのまま実践してみてください。
とはいえ、独学だと「そもそも見せられるスキルをどう身につけるか」「ポートフォリオをどう作るか」でつまずきやすいのも事実です。手を動かしながら、実案件を想定した制作を体系立てて学べる環境があると、初案件までのスピードは大きく変わります。WithCodeでは、こうした初案件を取るための実践的なスキルとポートフォリオづくりを、未経験からでも段階的に学べます。「自分の力で初めて稼げた」という経験を、一緒に目指していきましょう。

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WithCodeでWeb制作を習得後、フリーランスエンジニアとして活動。HTML/CSS・JavaScript・WordPress案件を中心に年間20件以上の制作実績を持つ。「難しい技術をわかりやすく」をモットーに、初心者〜中級者向けの技術記事を執筆。副業・フリーランス独立を目指す方に向けた情報発信に注力している。
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