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「WordPressのデザインを自分好みに変えたいけど、どこをどう触ればいいかわからない」「テーマをカスタマイズしようとして、サイトが崩れてしまった経験がある」——そんな悩みを抱えていませんか?
WordPressはテーマを変更するだけでデザインが変わる便利なCMSですが、正しい手順を知らないままカスタマイズすると、テーマのアップデート時に変更内容が消えてしまったり、最悪サイトが表示されなくなるリスクがあります。
この記事では、WordPressテーマのカスタマイズを安全かつ効率的に進めるための方法を、2026年時点の最新情報をもとに体系的に解説します。子テーマの作り方から、CSSのカスタマイズ、functions.phpの活用まで、初心者の方でもステップごとに実践できる内容になっています。
WordPressの管理画面から「外観 → テーマエディター」でテーマのPHPファイルやCSSを直接編集することができます。しかしこの方法には大きな落とし穴があります。
テーマをアップデートした瞬間、直接編集した内容はすべて上書きされて消えてしまいます。人気テーマは月に数回アップデートされることもあり、そのたびにカスタマイズをやり直すのは現実的ではありません。
また、誤ったコードを書いてしまうと、サイト全体が真っ白になる「White Screen of Death(WSOD)」が起きることもあります。これを防ぐためにも、正しい方法でカスタマイズを行うことが重要です。
それぞれの方法を順に解説していきます。
コーディングが不要なカスタマイザーから始めましょう。管理画面の「外観 → カスタマイズ」から開くことができます。
特に「追加CSS」機能は非常に便利です。カスタマイザー内の「追加CSS」欄にスタイルを書き込むことで、テーマファイルを直接編集せずにデザインを変更できます。この方法はテーマをアップデートしても変更内容が消えないため、軽微なデザイン変更に適しています。
たとえば、サイト全体のフォントをGoogle Fontsの「Noto Sans JP」に変更したい場合、以下のコードを追加CSSに貼り付けます。
@import url('https://fonts.googleapis.com/css2?family=Noto+Sans+JP:wght@400;700&display=swap');
body {
font-family: 'Noto Sans JP', sans-serif;
}
また、見出し(h2)に下線を引いてアクセントをつけたい場合は以下のようにします。
h2 {
border-bottom: 3px solid #0073aa;
padding-bottom: 8px;
}
このように、カスタマイザーの追加CSS機能を使えば、リアルタイムでプレビューを確認しながらスタイルを調整できます。
より本格的なカスタマイズを行うなら、子テーマの作成が必須です。子テーマとは、既存のテーマ(親テーマ)の機能を引き継ぎながら、独自のカスタマイズを安全に追加できる仕組みです。
ここでは人気テーマ「Cocoon」を例に、子テーマを手動で作成する手順を紹介します。
FTPソフト(FileZillaなど)またはレンタルサーバーのファイルマネージャーで、以下のディレクトリに移動します。
/wp-content/themes/
ここに cocoon-child という名前の新しいフォルダを作成します。フォルダ名は任意ですが、「親テーマ名-child」とするのが一般的です。
作成したフォルダの中に style.css というファイルを作成し、以下の内容を記述します。
/*
Theme Name: Cocoon Child
Theme URI: https://example.com
Description: Cocoon Child Theme
Author: Your Name
Author URI: https://example.com
Template: cocoon-master
Version: 1.0.0
*/
重要なのは Template: の部分で、ここに親テーマのフォルダ名を正確に記述する必要があります。Cocoonの場合は cocoon-master です。
同じフォルダに functions.php を作成し、以下のコードを記述します。これにより親テーマのスタイルシートを読み込みます。
<?php
add_action( 'wp_enqueue_scripts', 'child_theme_enqueue_styles' );
function child_theme_enqueue_styles() {
wp_enqueue_style(
'parent-style',
get_template_directory_uri() . '/style.css'
);
}
管理画面の「外観 → テーマ」を開くと、作成した子テーマが表示されているので「有効化」をクリックします。これで子テーマが適用されました。
手動での作成が難しい場合は、「Child Theme Configurator」というプラグインを使う方法もあります。
わずか数クリックで子テーマが完成するため、初心者の方はこちらの方法がおすすめです。
子テーマを有効化したら、style.css に自分のスタイルを追記していきます。親テーマのスタイルは引き継がれるため、変更したい部分だけを記述するだけでOKです。
.btn-primary {
background-color: #ff6b35;
border-radius: 30px;
transition: opacity 0.3s ease;
}
.btn-primary:hover {
opacity: 0.8;
}
@media screen and (max-width: 767px) {
body {
font-size: 15px;
line-height: 1.8;
}
}
#header {
height: 80px;
background-color: #1a1a2e;
}
.entry-card-thumb img {
width: 100%;
height: 200px;
object-fit: cover;
}
#sidebar {
display: none;
}
CSSではデザインの変更が中心ですが、functions.php を使うとWordPressの機能そのものをカスタマイズできます。子テーマの functions.php に記述することで、テーマのアップデートに影響されずに機能を追加・変更できます。
デフォルトでは記事一覧に表示される抜粋が55文字程度ですが、任意の文字数に変更できます。
function custom_excerpt_length( $length ) {
return 100;
}
add_filter( 'excerpt_length', 'custom_excerpt_length', 999 );
function custom_login_logo() {
echo '<style>
#login h1 a {
background-image: url(' . get_stylesheet_directory_uri() . '/images/logo.png);
background-size: contain;
width: 200px;
height: 80px;
}
</style>';
}
add_action( 'login_enqueue_scripts', 'custom_login_logo' );
add_action('after_setup_theme', 'remove_admin_bar');
function remove_admin_bar() {
if (!current_user_can('administrator') && !is_admin()) {
show_admin_bar(false);
}
}
functions.phpの編集は非常に強力ですが、構文ミス1つでサイトが真っ白になるリスクがあります。以下の点に必ず注意してください。
?> はファイル末尾に書かない(ホワイトスクリーンの原因になる)2026年現在、WordPressのカスタマイズのトレンドは大きく変わりつつあります。WordPress 6.xの登場以降、フルサイト編集(Full Site Editing / FSE)が標準的な機能として普及し、多くのテーマがブロックテーマへと移行しています。
ブロックテーマでは、従来のPHPテンプレートではなくHTMLベースのテンプレートとブロックエディター(Gutenberg)を使ってサイト全体のデザインを管理します。
具体的には、「外観 → エディター」からヘッダーやフッター、アーカイブページのレイアウトをGUIで編集できます。コーディングなしでプロフェッショナルなデザインが実現できる点は大きな魅力です。
ブロックテーマでは、theme.json というファイルでサイト全体のデザイントークン(色・フォント・余白など)を一元管理できます。
{
"version": 2,
"settings": {
"color": {
"palette": [
{
"slug": "primary",
"color": "#0073aa",
"name": "Primary"
},
{
"slug": "secondary",
"color": "#ff6b35",
"name": "Secondary"
}
]
},
"typography": {
"fontSizes": [
{
"slug": "small",
"size": "14px",
"name": "Small"
},
{
"slug": "large",
"size": "24px",
"name": "Large"
}
]
}
}
}
この theme.json を子テーマに含めることで、親テーマのデザイン設定を安全に上書きできます。今後のWordPress開発において、theme.jsonの理解はほぼ必須スキルとなりつつあります。
原因:ブラウザのキャッシュが残っている、または記述したセレクタの詳細度(Specificity)が親テーマより低い可能性があります。
解決策:
!important を使う(乱用は避ける)原因:親テーマのスタイルシートが正しく読み込まれていない可能性があります。
解決策:functions.php 内の wp_enqueue_style の記述が正しいか確認し、親テーマのフォルダ名が Template: の記述と一致しているかチェックしてください。
原因:レスポンシブデザインのメディアクエリが正しく設定されていない、または親テーマのモバイルスタイルと競合している可能性があります。
解決策:Chrome DevToolsのデバイスモードで確認しながら、メディアクエリを使ってモバイル向けのスタイルを上書きしましょう。
WordPressのカスタマイズは、正しい手順と知識があれば決して難しくありません。まずは子テーマを作成し、カスタマイザーでの小さな変更から始めてみてください。慣れてきたらCSSやfunctions.phpにも挑戦してみましょう。
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WithCodeでは、WordPressのカスタマイズからWeb制作の実践スキルまで、現役エンジニアが丁寧に指導しています。子テーマの作成・CSS設計・functions.phpの活用など、実際の案件で使えるスキルを最短で習得できます。
WithCodeでWeb制作を習得後、フリーランスエンジニアとして活動。HTML/CSS・JavaScript・WordPress案件を中心に年間20件以上の制作実績を持つ。「難しい技術をわかりやすく」をモットーに、初心者〜中級者向けの技術記事を執筆。副業・フリーランス独立を目指す方に向けた情報発信に注力している。
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